「運ぶ」で町に貢献したい!新社会人の一歩。

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マイカーもマニュアルの四駆に乗っている佐藤さん。「納車のときはうれしくてたまらなかった。休みの日はドライブに行っています!」と話す

春の訪れとともに南三陸町でも新社会人が新たな一歩を踏み出している。有限会社山藤運輸に入社した佐藤利輝さんもその一人だ。

登米市豊里出身の佐藤さん。高校は志津川高校の情報ビジネス科に進学。実家が農家で、小さいときから自然に親しんでいたことから、高校では自然科学部に入り南三陸の自然の調査や発表などを行ってきた。

山藤運輸との出会いは高校2年生のときに行われた、町内の企業が集う出前企業紹介事業でのこと。「もともと車が好きだったので運送業には興味がありました。さらに、部活動で南三陸BIOのバイオガスの実験などに関わっていたこともあり、山藤運輸が液体肥料の散布も行っていることを聞き、とても興味をもちました」と話す。卒業後、実家のある登米市での運送業なども考えたというが、最終的に志津川での就職を希望したのも、単なる運送業ではなく、液肥運搬など町の事業との関わりの多さも大きな要因だったと振り返る。

入社後すぐに先輩社員に同行しながら宅配業務で地域を周っている。「実際に仕事をしてみると覚えることが本当にたくさんあるな、と。地元出身ではないので、まずは地名も覚えなきゃいけないですね。『物流は地域の血液』と社長も話しているように、地域において重要な役割の一端を担っているという責任をもってやっていきたい」と意気込んでいる。

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