南三陸ねぎって知っていますか!?長ネギの美味しさに迫る! おすばでジャーニー#4

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ミス日本酒宮城の池田かほりです!突然ですが、南三陸ねぎって聞いたことありますか?

南三陸町では「南三陸ねぎ」として、長ネギの産地化に取り組んでいます。さらに、南三陸町では、生ゴミから液肥(液体肥料)を作る取り組みをしています。今回はその液肥を使って栽培された長ネギの秘密を探っちゃいます!

復旧農地に広がる「南三陸ねぎ」

お味噌汁の具材に、牛丼やラーメンの薬味に…と一年を通して活躍する長ネギ。

実は南三陸・気仙沼地域では、震災後復旧した農地を中心に、新たな作物として栽培が始まっています。復旧され広くなった土地に青々としたねぎ畑が広がる姿は、農業の復興の象徴とも言えます。南三陸町でも、飲食店などで「南三陸ねぎ」ののぼりを見かけることも多くなりました。

液肥ってなに・・・?

また、南三陸町では、資源循環型のまちづくりへの取り組みとして、家庭やお店から出た生ごみをメタン発酵させて、液肥(液体肥料)を作る取り組みをしています。

南三陸町ではこの液肥を、田んぼや畑の土を豊かにする肥料として活用しています。

液肥を作っている南三陸BIO
液肥を作っている南三陸BIO

液肥で栽培された長ネギ!

その液肥を使って、長ネギを栽培している農家さんがいらっしゃると聞いて、伺ってきました!
説明していただいたのは、専業農家の阿部勝善さんです。
とてもチャーミングな笑顔の阿部さん♪取材中、私もそんな阿部さんの笑顔につられて笑いっぱなしでした。

笑顔がチャーミングな阿部さん

こちらがその長ネギです。液肥と有機肥料のみを使っているので、すごく甘いそうです。
この液肥ネギは、作り始めてからこれまでネギ特有の軟腐病(葉や根が腐敗する病気)にかかったものが一本もないそうです。すごい!液肥のおかげかは分からないそうですが、丈夫なんですね〜♪

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帆立貝の殻から作ったホワイトミネラル♪

液肥とともに与えている有機肥料は、ホワイトミネラルといって、ネギの赤さびを防ぐことが出来るそうです。このホワイトミネラル・・・正体は「帆立貝」を粉末にしたものだそうです。さらに驚くのがこんなに自然豊かな場所で育っているにも関わらず消毒は一度きり。しかも殺虫はしていないそうです。その証拠に、取材中多くの赤とんぼがネギに止まっていました。

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そしてこんなにぴん!とまっすぐに育っている生き生きとしたネギが美味しそうで美味しそうで・・・じっと見ていたら・・・

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その場で抜いていただき、思わず・・・
香りもテイスティング♪

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今年もAランクレベルのネギが豊作だそうです。毎年、多目に出荷するのですが、大好評のためすぐさま完売となってしまうそうです。

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良し!今日の夕飯は、ネギを使ったおすばでに決定!!!
メニューはなにがいいかなと、イメージしながら阿部さんにオススメのネギ料理を聞くと「甘いからね~やっぱり素焼きが一番いいべ!」との事でした。

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宮城県南三陸町へ行かれる際はぜひ長ネギを手に入れて、素焼きでワイルドに召し上がってみて下さい♪お忙しい中、取材の協力を頂きました阿部さん!貴重なお話をありがとうございました。

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『長ネギあげっからぁ~!!』と頂きましたので、今回はこの採れたての長ネギでおすばでを作りたいと思います。
今回は、阿部さんが一番おすすめする食べ方『素焼き』をアレンジしてお家でも簡単に作れる栄養満点のおすばでをご紹介します。みなさんも是非作ってみてください!

本日の料理「栄養満点!豚巻きねぎ」

作り方

~材料(2人分)~
・長ねぎ・・・・・1本
・豚肉薄切り・・・・4枚
・しその葉・・・・・1袋(8枚くらい)
・塩・・・・・・・・少々
・コショウ・・・・・少々

1.豚肉薄切りを2つに切り分ける
2.長ねぎを豚肉の幅に合わせて切ります。
3.豚肉の上にしその葉をのせ、長ねぎを芯にしてくるくる巻きます。
4.フライパンで焼きます。
※今回は七輪を使ったため、網焼きの跡がついてます。
5.塩コショウで味をととのえたら完成です。

本日のおすばでとオススメ日本酒

栄養満点!豚巻きねぎ

栄養満点で甘~い長ねぎを豚肉で巻きました!

勝山酒造 特別純米 縁

現存する唯一の伊達家御用蔵である勝山酒造が醸す酒。宮城県を代表する食用米「ひとめぼれ」を55%まで精米し、絞りも袋という手間がかかった特別純米酒。
長ねぎの甘さを引き立て、豚肉の旨味を増してくれる…まさに「”縁”の下の力持ち」的役割を果たす一本です。
蔵元:仙台伊澤家 勝山酒造株式会社 勝山酒造 特別純米 縁

ぷち勉強!ねぎって身体にどんな効果があるの?

ねぎには、肌荒れやストレスから守ってくれるビタミンCや、骨を作るのに必要なミネラルが豊富に含まれています。さらに、皮膚や目をすこやかに保ち、ガンの抑制作用も期待される、βカロチンも含まれています。これだけでも栄養満点ですよね。さらに妊娠の際に必要とされる葉酸も豊富に含まれています。これはビタミンB群のひとつで、赤ちゃんの神経や脳を育てるのに重要な役割を果たし、細胞分裂が活発な赤ちゃんにはとても大事な栄養素なんです。

『今回の食べ合わせポイントは』

ねぎ × 紫蘇・豚肉 = 老化の防止/疲労回復

昔からねぎには「熱が下がる・風邪が治る」と言われています。これは、身体を温める効果があり、冷え性や風邪の対策となるからです。もし玉ねぎがお家にあれば、長ねぎ×玉ねぎのねぎねぎコンビでお味噌汁にすれば、血液をサラサラにする効果も期待できます!お疲れの日には試してみてくださいね♪

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