海辺の自然を大満喫!神割崎キャンプ場まるわかりインタビュー

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町唯一のキャンプ場として、町内外多くの方から人気の神割崎キャンプ場。BBQや海水浴・レストランなど、日帰りでも盛んに利用されています。人気の秘密を伺ってきました!

南三陸町唯一のキャンプ場として

戸倉半島の最東端(先っぽ)、石巻市との市町境に、神割崎キャンプ場は位置します。

国道45号から国道398号に入りおおよそ20分。戸倉復興道路も完成し、アクセスもますますよくなりました。

隣接する名勝「神割崎」は、神の裁きによって割れたという伝説の残る岩の割れ目から、太平洋のダイナミックな波しぶき、そして、年二回の朝日が臨める町内屈指のビュースポットです。

町唯一のキャンプ場として多くの観光客から、またキャンプでの宿泊以外にも、BBQや海水浴などでの日帰り利用や場内の観光プラザ内にあるレストランなど、町内外たくさんの人から愛されている神割崎キャンプ場。

その人気の秘密やオススメの利用方法など、管理人の及川渉さんに伺ってきました!

キャンプ場の概要を教えてください

—なかなか広いキャンプ場ですよね?

第1~第4までのフリーサイトと、車も乗り入れできるオートサイトなど、全体で東京ドーム4つ分くらいの広さと言われています。

フリーサイトにはテントが約100張、オートサイトが20サイト、ログキャビンが3棟ありますので、かなりの人数が宿泊可能です。

—東北の人には特にですけど、東京ドーム○○個分という単位はピンと来ませんね。でもかなり広いです。

海を眺めながら散策できる遊歩道なども含まれているので、雄大な空間でのんびり過ごせるキャンプ場です。

―いつごろからあるキャンプ場なのでしょう?

昭和44年にキャンプ場として開設されました。まだ建物やちゃんとしたトイレなどはなく、テントの貸出を行う程度で、現代の“キャンプ場”という感じでは無かったようです。

観光プラザやサニタリー棟、オートキャンプ場は今から20年ほど前にでき、だんだんと今の姿に近づいてきました。

―いろいろな施設ができてきたのですね。現在ではどんなものがありますか?

テントサイトのほかには、バーベキュー広場や炊事棟、トイレやコインシャワーのあるサニタリー棟、ベンチのある東屋がいくつかあります。海水浴場の楽しめる海岸もありますし、場内の6つの岬にはそれぞれ「待妻岬」「母恋岬」「出逢い岬」など、ユニークな名前がついています。

―キャンプだけでなく、自然に触れて遊ぶにも十分な施設ですね。

もちろん駐車場もあるので車での来場も大丈夫です。

オートキャンプ場脇にはイベント広場がありますが、現在は31戸の仮設住宅が建っていて、まだ住んでいる方もいらっしゃいます。

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場内の拠点施設、観光プラザ

―そして拠点となるここが?

管理センターとなっている観光プラザです。

キャンプ場受付、観光案内のほか、キャンプに必要な消耗品を買える売店や、キャンプ道具のレンタルも行っています。

―この中にもいろいろな部屋がありますね。

多目的ホールは一般の方への貸出(有料)もおこなっていて、会議やワークショップ、イベント、地域行事などに使われています。地元の子どもたちのよさこいサークルの練習などにも頻繁に使われていますよ。

また、海や自然をテーマにしたさまざまなグッズを取り扱うミュージアムショップもあります。

―今日はお昼ごはんもいただきました。

昼食をとれる「レストラン神割」は、食材のみならず、テーブルやランチョンマットまで地産地消にこだわっており、海を眺め潮騒を聞きながらランチをとることができます。

お弁当やオードブルの受注、ディナータイムのご宴会(要予約)もできますし、夏にはビアホールもやっています。

―「台湾風ジャジャ麺」、とってもおいしかったです。

7月に2か月間、台湾からのインターン生が3人、運営を手伝ってくれました。

主にはレストランのウェイターや調理補助をやってもらいましたが、日本語を聞くのも話すのも、読み書きもできるので、夏の繁忙期を乗り越えるのにとても助かりました。

場内の案内表示の翻訳等にも活躍してくれ、国際色豊かなキャンプ場になっていきそうです。

「台湾風ジャジャ麺」も、彼女らインターン生の発案でできた新メニューなんですよ!

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キャンプ場の利用者は?

―どれくらいの方が利用されていますか?

平成27年は年間約5,000人(2泊以上でも1人とカウント)の方が受付されています。

それ以外にもBBQなどで日帰り利用される方や、散歩やピクニック、海あそびなどに来られる方もいらっしゃいますね。

―日帰り利用もできるのですね。

食材や道具・食器・炭など一式込みで2,000円の、「手ぶらでBBQ」プランもあります。キャビンのレンタルと合わせれば気軽に素泊まりができますね。

―どんなお客さんが多いですか?

ファミリー層や一人旅のバイカーが多いです。教育旅行や研修旅行などで利用される方も多くて、交流事業の現場にもなっています。

最近では外国の方も多く利用されるようになってきています。

海辺の自然を大満喫!神割崎キャンプ場まるわかりインタビュー

交流事業の場として

―交流拡大のために取り組んでいることはありますか?

戸倉地区の終着点に位置しているので、戸倉地区の観光の窓口として、ここを起点に戸倉の様々なスポットを巡ってほしいと思っています。

―日帰り利用も歓迎ですか?

日帰り需要も高まっているように感じています。

広い施設を利用したイベントの開催も増えており、「水風戦大会」や、バイクイベント・車イベントなど、様々なイベントが実施されるようになってきています。

大人数を収容できる施設が戸倉地区には少ないので、そうした需要にも応えて行きたいですね。

―たしかに広い場内はイベントにピッタリですね!キャンプ場による企画もあるんですか?

自主企画として、火を見る会・バームクーヘンづくり・燻製づくり・レストランでの料理教室などもどんどん企画していく予定です。

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神割崎キャンプ場の魅力

―ズバリ!キャンプ場の魅力は何ですか?

リアスの特徴的な地形を自然のまま活かしており、海が見える海辺のキャンプ場というところですかね。

半島の先に位置しているので、迫力ある波の音を子守唄代わりにお泊りいただけます。

―海辺のキャンプ場って少ないですもんね。自然も豊かですし!

季節によってニッコウキスゲやウミネコの幼鳥も見られ、四季折々の自然を楽しめますよ。イカ釣り漁船の漁火なども季節の風物詩です。

また東北ではめずらしいペットOKのキャンプ場なので、大事なペットも家族として一緒にお過ごしください。

―今後どんなキャンプ場になっていきますか?

「手ぶらでBBQ」に引き続き、手軽にキャンプをしてみたいという方に向けて、「手ぶらでキャンプ」も企画していこうと思っています。

―ますます使いやすいキャンプ場になりそうですね!

イベント情報や料金詳細などは、新設されたホームページをご確認ください。キャンプ場の日常をお伝えするスタッフの一言コーナーも定期的に更新しています。

―間もなくキャンプもエンドシーズンですが・・・。

キャンプ場の利用は11月末までですが、観光プラザやレストランは冬季期間も営業しています。

また10月の下旬頃には、ちょうど神割崎の割れ目から登る日の出を見ることができるんですよ!朝早くになりますので、ぜひキャンプ場を利用し、宿泊と合わせてお楽しみください。

―最後にPRを!

一般のキャンプ利用から、様々なイベントの実施まで、いろいろな用途で利用してほしいと思っています。

キャンプ場なので宿泊はもちろん、飲食の提供もできますし、自然に囲まれ周辺に民家も少ないという環境も活かし、広い敷地内で楽しい企画が実施されると良いですね。

どんなご相談にも乗りますので、まずはご連絡ください!

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いろいろな用途で使えるキャンプ場

リアス式海岸の特徴的な海岸に位置し、太平洋の雄大な海を眺められ、自然豊かで波の音がやさしいキャンプ場でした。

海辺の自然を満喫し、アウトドアを楽しめるキャンプ場ですが、最大の魅力はその用途の幅広さにありました。

広い敷地と豊富な施設に加え、柔軟な考え方でいろいろな企画やイベントを受け入れてくれるスタッフのみなさん。

町内外を問わない多くの方の、様々な交流の場として活躍しています。三陸の海岸を舞台にしたあなたのアイデアも、素敵な企画となって実現するかもしれません!

ぜひおいしいランチを食べながら、相談に行ってみては?

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ライター 藤田 岳
1988年埼玉県生まれ。子どもの頃に見たシャチショーに憧れ海や自然が好きになり、2012年に南三陸町へ移住。入谷惣内山のふもとの古民家で、ネズミやハクビシンとのんびり同居を満喫中。名前が“岳”で“海無し県生まれ”なのに、子どもたちに海のことを話したり海で一緒に遊んだりすること、いわゆる「自然体験」「環境教育」というのが得意分野。