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みなさんは普段食べている“ごはん”が、どのようにして稲(田んぼにある状態)から玄米や白米(食べられる状態)になるのか知っていますか?
田植えや稲刈りはわかるけど、あとはよく知らない…という方も多いのではないでしょうか。
11月の終わり頃、入谷地区で米作りをされている、ある農家さんの元を訪れ、この時期に行われる、昔ながらの稲刈り後のお米の様子を伺ってきました。
稲刈り後、まずは1か月間じっくりと天日干しにして稲を乾燥させます。
こんな光景、見たことありませんか?
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(この写真は稲刈り直後、10月頃の“棒がけ”の写真です。)
機械での乾燥の方が早いそうですが、太陽の光のもと自然に乾燥させると、甘味や香りなどが違うのだとか。
その後、乾燥させた稲を脱穀機にかけて『脱穀(だっこく)』を行います。
脱穀は、稲扱き(いねこき)とも言いますね。
こちらが脱穀機です!
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この稲が脱穀機にかけられ…
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お米と藁に分けられます!
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お米と言っても、この状態ではまだ“籾殻(もみがら)”をかぶっている状態ですので、ここから『籾摺り(もみすり)』を行い、籾殻を取り除いて玄米にしていきます。
籾摺りは、脱皮(だっぷ)とも言うそうです。
籾摺り作業は、こちらの籾摺り機で行われました。
こちらの籾摺り機、ぶんぶん丸と申します!
ぶんぶん丸に入れられたお米は…
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玄米と、籾殻に分けられます!
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籾殻(写真右)の中に、玄米(写真左)が入っていたんですね~。
もちろんこのまま玄米として炊いて食べることもできますが、これから更に『精米』を行うと白米、つまり白いごはんになるわけです!
農家さんよって使う機械は様々ですので、作業内容に多少の違いはあるかもしれませんが、このようにしてお米は、田植え、稲刈り、乾燥、脱穀、籾摺り、精米というたくさんの工程を経て、私たちのもとに届くのですね。
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震災を経験し、当たり前だと思っていたことが実はそんなに簡単ではないことや、実はそれがとても大切だったと気づかされました。
避難所で食べた“白いおにぎり”が、すごくおいしくて、ありがたくて、もったいなくて、少しずつよく味わって食べたのを覚えています。
手間ひまかけて作られた、おいしいごはんを食べられるということに、今日も感謝して…
いただきます。
(高橋)