実りの秋。鮑の開口も始まりました。東北はこれからいよいよ美味しい季節です。
南方の仮設住宅から車で1分。登米市佐沼の大網地区にある飲食・居酒屋「居場所 心家(ココロカ)」さんを訪れました。
心家は、南方仮設にお住まいの南三陸町民と、登米市の地元の方々が一緒になり、ボランティアとして古民家をリフォームし、作り上げたコミュニティスペース。
(改装前の古民家。コンテナおおあみさん撮影)
起業家の支援を行う「コンテナおおあみ」さんが主体となってプロジェクトを立ち上げ、2012年11月末に完成しました。(プロジェクトの様子はコチラ)
木を中心とした家具と、やさしい照明が落ち着いた空間を作りだしています。玄関や壁に描かれているのは、南方仮設の子ども達の手形や落書き。これも暖かい空気を作っていて、とても居心地が良いです。
(壁に書いてあるのは、大網と志津川の相合傘です)
居酒屋として夜6時から11時まで営業をしており、現在は店長の千葉さんと、南方仮設にお住まいの女性1名が働いています。(日曜定休)
メニューは、登米の野菜と南三陸の海の幸を使った料理が並びます。その時々で仕入れた食材を使うので、同じメニューを出すことは少ないそうです。
「お店に来ていただいた方には、「三陸のものが食べられるのが嬉しい」とか「居心地がよいので落ち着いて過ごせる」といった言葉をいただいています。ほとんどのお客様が店を閉めるまで残っていらっしゃいますね。」そう語るのは店長の千葉さん。
開始から1年が経った今、これからの意気込みとして、「長いスパンでいろいろ交流を作れるといいと思う」とも話されました。
予約があれば、イベントスペースとしての提供も行う心家は、日替わり弁当の宅配サービスも始めたそうです。
心家は登米と南三陸をつなぐ場所。おしゃれで居心地の良いお店なので、是非訪れてみてください^^
■居場所 心家(ココロカ)
営業時間: 18:00~23:00
定休日 : 日曜日
電話番号: 0220-44-4210 (「コンテナおおあみ」まで)