先日3月21・22日、南三陸ポータルセンターテントにて
『志津川湾展―南三陸の生きものたち―』が開催されました。
場内に展示された100点超の標本たち。
地域環境やテーマ別に並んだ町の海洋生物・獣類・鳥類。
中には世界でも発見例の少ない、貴重な生物の標本もあります。
また東北大学 『みちのく博物楽団』による化石の展示や
町立志津川小学校5年生による研究『南三陸町の海を見つめ直そう』の展示発表、
『里山資本主義』著者の藻谷浩介さんの特別講演なども同時開催され
町内外から環境に関心を持つ人々を集めました。
今回の志津川湾展で、展示の軸となったのが
『南三陸ネイチャーセンター準備室』による発表です。
自然環境活用センターの被災後、その活動を継いで町の自然の記録を続けています。
『準備室』スタッフの黒田和真さんとお会いしました。
ご盛況ですね!
「ありがとうございます。
これまでの収集と他の研究機関の協力もあり
標本数は350種・700点を超えました。
今後も皆さんに標本をお見せできる機会を作り
自然や科学をもっと身近に感じてもらいたいと思っています。」
「南三陸は分水嶺で囲まれた土地の中に海も山も持つ、コンパクトな町です。
長期に渡って観察することで
町の生活や工事が自然界に与える影響も知ることができるはずです。
ネイチャーセンター準備室は今後も生物相調査を継続します。」
また、自然環境活用センターの再建を応援する『南三陸ネイチャーセンター友の会』は
入会者募集中とのこと。
『友の会』では新施設の構想・運営を検討する会議を定期的に開催しているそうです。
再建が待ちきれない!という方はぜひ。
■南三陸ネイチャーセンター準備室 http://www8.ocn.ne.jp/~m-nature/
■南三陸ネイチャーセンター友の会 http://rias-nature.jp/
(日比谷)
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