農家と子どもたちの笑顔が仕事のやりがい。

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自身も兼業農家として稲作を行う西城さん。天日干しするお米は毎年好評で足りないくらい、と笑います。

稲刈りを終えた田んぼに入る、ひときわ目を引くキャタピラ車。生ごみを分別してエネルギーに変えるバイオガス施設「南三陸BIO」で出る副産物の液体肥料の散布車だ。

液肥散布を行う有限会社山藤運輸の西城勝志さんは、もともと製造業で工場に勤務していた。東日本大震災を機に「地元に貢献できるような仕事をしたい」という一心で20年間勤めてきた会社を退職。未経験だった運送業に飛び込んだ。ちょうどそのころ、町は循環型社会を理想とし、その実現に向けて歩み始めたときだった。

「15年ほど前に、循環とかバイオマスについて本を読んだりして一人で学んでいたんです。この土地を生かすには、それしかないかなと思っていたのですが、まさかこうして、何年もたってから直接的に関わることになるとは思ってもみなかったですね」と笑う。稲作では年に2回、春と秋に液体肥料を散布。里の資源を循環させる大切な役割を担っている。

「地域の農家さんのお役に立てたと実感できたり、社会科見学や出張講座のときに子どもたちが楽しそうにしていたり。そういう場面に出会えるのがこの仕事のやりがいです。循環型社会への取り組みもまだまだ手探りだけど、10年後、20年後によい結果になっていると良いなと思ってやっています」

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