今回、紹介するお嫁さんは仙台市出身で、現在南三陸町歌津地区にお住いの阿部純子さんです。
阿部さんは2児のママで、現在プールエクササイズのインストラクターの仕事をしながら、「Hop Kids Club 南三陸町歌津 体操教室」という体操教室、子ども向けフィットネス、大人向けフィットネスを行うクラブを作り活動しています。
その他にも子ども向けイベントを開催し、町内イベントに子ども向けに出店などをしている「やってみるもん!委員会」の中心メンバーとしても活動しています。
旦那様との出会いは?
阿部さんは結婚前、スポーツインストラクター、パソコンインストラクター、システムエンジニアと様々な仕事を経験していました。
旦那様とは友人の紹介で知り合い、プロポーズはなんと旦那様のお母さまからの「来週入籍するから!」という言葉だったそうです。その後可愛い2人の愛娘、ゆきちゃん、さちちゃんが誕生しました。
早くにご両親を亡くされた純子さんは、旦那様のご両親に優しく迎え入れてもらったことがとても嬉しかったそうです。
嫁いでからは、文化の違いや、男女の働き方の認識の違いなど苦労することがあったと話します。
南三陸町での子育ての良いところ、大変なことは?
自然が豊かなところと、地域のお年寄りの方々といっしょに暮らしていること。そうした環境で育つことで、まっすぐ素直な、優しい子どもに育つところがとてもよいです。
自然が豊かなことはとてもよいのですが、遊具のある公園がもっと身近にあると子どもたちの発育、発達、ママたちの交流の場にも役立つと思っていると話します。
南三陸町で様々な活動をするきっかけは何ですか?
震災前から子育て支援センターで不定期に親子体操の教室を実施していました。
震災後、運動不足となってしまった子どもたちが多く見受けられたので、広いところで思いっきり体を動かせてあげたいという思いから現在の体操教室などを始めました。
活動するうえで気をつけることは、決して奢って(おごって)はいけないこと、と話します。
謙虚な気持ちを忘れずに、いろいろな方々に感謝して、子どもたちにはつねに平等に接しているそうです。
お子さん達の名前の由来は?
希望のある、細かなところまで気づく子という意味を込めています。
それぞれの名前が「幸」という字に変換でき、二人とも「幸せになれる」という意味もあると話していました。
お子さん達へのメッセージをお願いします。
これからも友情を大切になんでも挑戦する気持ちを忘れずに進んでいってください。
この町にとどまることなく、世界を見るような人になってほしい。