ずっと住み続けようと決めた町 / 移住者 吉田雅子さん

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南三陸に嫁に来た方を巡って、普段の思いや生活を紹介する「嫁めぐり」第2弾!!他県から移住し、南三陸町民になった方をご紹介します。

埼玉県羽生市出身で現在1児のママになった吉田(新井)雅子さん(28歳)。

南三陸町へボランティアに来たきっかけ

「震災の報道を実家で見て、まだ復興が進んでいない現状、ボランティアの数が足りていない事を知り、南三陸町へ拠点を置く支援団体にボランティアに来ました。南三陸町の現状を自分の目で見たい、自分にも何かできる事があるかもしれないという思いで、はじめは2泊3日の短期で、ボランティアに申込みました。」

雅子さんは、地元で介護職に就いていたため、様々あるボランティアの中、介護施設での支援へ。

方言が理解できなくとも笑顔でカバーしながら活動をしていると、施設の利用者から「あなたが来てくれてうれしい。ありがとう」という言葉を頂き、それがすごく心に残ったとのこと。

ボランティアは2泊3日の予定でしたが、2ヶ月、1年とどんどん長くなり、南三陸町が好きになっていき、この町から離れたくないと思っていたそんな時、旦那さと出会い結婚となりました。

旦那様との出会い、結婚の決め手は?

旦那様の学さんとの出会いは、ボランティア。旦那様も南三陸町民でありながらも支援団体の初期メンバーとして活動を行っており、ボランティア仲間でした。

最初は友人関係で、旦那様が所属していた町内のよさこいをお祭りやイベントで見て、ダンスが好きな雅子さんもメンバー入りし、練習などに送迎してもらううちに本音が言える存在に。一緒に居て素になれ、ほっとできる存在と感じ、学さんからの告白からお付き合いがスタートし、学さんの温かい家族に迎えられながら結婚。

2人の宝物結真君の名前の由来は?

現在、生後10カ月の(取材当時)の結真君。

とても愛嬌が良く、みんなに愛されてすくすくと成長中です。

名前は生まれてきたわが子を見て、人と人との結びつきを大切に何があっても自分の道を真っ直ぐ進んでほしいという思いを込め、たくさんの候補がある中、2人で決めたそうです。

嫁いで大変な事、良い事は?

一番はやはり言葉(方言)だそうですが、今はだいたい理解できるようになったそうです。

「ご近所さんの繋がりが強く、一つの大家族のようで、家族や色んな人の手を借りながら子育てが出来る。一歩外に出れば誰かと繋がれる事がありがたいです」と。

愛息子の結真君へひとこと

「環境、人と人とのつながりや関わりを強く大切にし、健康でのびのび成長し、何でも挑戦していってほしいです。」

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