被災地訪問・南三陸の牡蠣(かき)

2470
11月末、バスで南三陸を訪問して、志津川産・生牡蠣生産者のお話を聞くという
みやぎ生協の企画がありました。
仙台近郊の生協利用者41名がJFみやぎ(宮城県漁業協同組合)志津川支所に
来ました。
志津川支所の会議室に一行は通されたのですが、
おー!!会議室の前にアワビがこんなに!(開口だったんですね)
今日のテーマは牡蠣です。
 

(参考:養殖漁場での写真)
みやぎ生協では志津川産の牡蠣を販売しています。
牡蠣生産についての研修はこれまでもあり、震災前は海に行って
養殖いかだを見たりしたのですが今回は、資料を見て説明を聞く形でした。
 
震災で、牡蠣の養殖施設および牡蠣処理場などすべて失い、
国の補助事業によって、平成24年10月4日志津川かき処理場が落成しました。
商品として牡蠣を市場に出すためには、滅菌塩素海水に22時間以上入れます。
牡蠣といえば、樽に入っているものと思っていましたが、今は透明な容器で
取引しているのだそうです。(異物の混入がわかりやすいため)
参加者から質問として出たのは
Q(質問)塩素殺菌しないとどうなるのですか?
A(回答) 殺菌することによって雑菌が付かない。トレーサビリティを導入してから、
生産者全員が塩素殺菌に取り組んでいる。
トレーサビリティを導入(安全性を徹底するため、生産者や生産地のほか、輸送の
過程、加工の工程を明記するなどして、安心かつ安全な商品の流通に努めている。)
Q生用と加熱用があるがその違いは?
A鮮度の問題ではない。時期的にノロウィルスが流行しているときや、
他の生産地で菌が出たりしたときは、安全面を考えて加熱用で出している。
Q志津川湾の牡蠣がおいしいのはどうしてなのか?
 A志津川湾には3つの河川から水が流れ込んでいて、それが大きな川でなく
地域の山から流れ込んでいる。そのため、山からのいい水が湾内に入って
牡蠣を美味しくさせているのだろう。森と海の関係がそうしている。
真水が入ることによって牡蠣が甘くなるのだそうです。
この日参加した、南三陸町出身で仙台に住んでいるR子さんは、
「いつも実家に来てもお土産を買ってそのまま帰るだけで、今回参加して
いろいろ話が聞けてよかった。」と話していました。
 
この後参加者は、さんさん商店街で昼食。
入谷地域にあるYES工房で、復興グッズを購入して帰路につきました。
 
 (西城)
より多くの方に読んでいただけるよう
「南三陸なう」は現在、ブログランキングに参加しています。
以下バナーへの1クリックにご協力をお願いします!m(_ _)m
  ↓  ↓  ↓



いいね!して
南三陸を応援

フォローする