ほっとバンク

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南三陸町民の皆さん。
お手もとにこちらのお知らせは届いていますか?
『ほっとバンク』は、この4月から始まる地元ボランティア登録制度です。

全国的に進みつつある少子高齢化。
南三陸町も例外ではありません。
お年寄りだけの世帯や少人数世帯が増えたことで
地域内の助け合いがより重要になってきました。
今 “日常生活のお手伝い” が求められています。

「町は震災以後、世界中からの支えをいただいてきました。
 これからは自分たちの手で、
 安全で楽しい暮らしを作っていきたいと思っています。
 『ほっとバンク』はその第一歩なんです。
 と言っても、大げさなことじゃないんですよ~。」
(南三陸町社会福祉協議会 須藤美代子さん:写真中央)

例えばお年寄りや子どもの見守り、話し相手、お家の中の仕事。
小さなことほどプロには頼めなかったりするものです。
ちょっとの手助けが大きな安心に繋がります。

そのほかイベントスタッフ、お茶っこ開催、
得意な方なら踊りや歌の披露も需要があるそうです。
こうなると楽しませる側も楽しめてしまいそうですね。
だんだん登録したくなってきました。

“ちょっとしたお手伝い”に来てくださる方なら
町外からの登録も歓迎とのこと。
3月中旬には町内や登米市で登録説明会を開催。
19日の歌津老人福祉センター会場には9人の参加者がみえました。


「被災後の生活がようやく建て直ってきたので、地域の手助けをしたいんです。」
「自宅にこもりがちなので身体を動かしたいなって。」
「ご近所や身内のお手伝いはよくしてるんだけど、
 普段お付き合いのない先には行きづらくてね。
 社協さんのお墨付きがあれば安心して受け入れてもらえるでしょ。」

たいしたことでぎねんだけど~、と言いながら説明を受ける皆さん。
いやいや、雨の中ありがとうございます。

この土地には古くから“契約講”“結っこ(ゆいっこ)”といった
互助制度がありました。
時代を経て、それらを維持する地域も少なくなりましたが
人々の意識には助け合いの精神が強く植え付けられています。
『ほっとバンク』は現代の“結っこ”なのかもしれませんね。

■南三陸町社会福祉協議会
 サイト http://www.minamisanriku-syakyo.or.jp/
 電話 0226-46-4516

(日比谷)

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