
3月11日、歌津地区伊里前。
午後の陽もまだ高い時間。
重機たちがその動きを止めました。
静かな町に無線放送が流れます。
14時46分。
黙祷のサイレンが響きました。
サイレンが止むと読経が始まりました。
人々が海に向かって白い花を手向けます。
参列者の列が短くなってきた頃。
人々はそれぞれの持ち場へ戻り、町は再び活動を始めました。
その後も、香炉から揚がる細い煙は
夕刻まで絶えることがありませんでした。
(日比谷)
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3月11日、歌津地区伊里前。
午後の陽もまだ高い時間。
重機たちがその動きを止めました。
静かな町に無線放送が流れます。
14時46分。
黙祷のサイレンが響きました。
サイレンが止むと読経が始まりました。
人々が海に向かって白い花を手向けます。
参列者の列が短くなってきた頃。
人々はそれぞれの持ち場へ戻り、町は再び活動を始めました。
その後も、香炉から揚がる細い煙は
夕刻まで絶えることがありませんでした。
(日比谷)
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