「松原公園」で運動会開催!世代・国籍を超えた交流育む

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運動会といえば定番の「玉入れ」

11月17日に、移転復旧を終えた松原公園のオープンを記念して「南三陸スポーツフェスティバル~スポフェス~」が開催されました。180名以上の町民が集い、6つの競技を通して順位を競い、交流を深めました。

復旧した松原公園に世代・国籍を超えた町民が集う

かつて南三陸町志津川の海岸近くにあった松原公園は、スポーツなどはもちろん町民が気軽に集まれる憩いの場として存在していました。しかし、東日本大震災によって被災してから、閉鎖されていました。高台造成や移転などの復旧作業がすすむなか、町民の憩いの場であった松原公園も、2019年夏に内陸の志津川中学校下(志津川助作)で移転復旧が完了。

復旧した松原公園。公園のほか300mトラックと野球場を完備

11月17日(日)に、松原公園オープン記念「南三陸スポーツフェスティバル~スポフェス~」が開催されました。

「新しくなった松原公園も、日常的に遊ぶ子どもたちや、グラウンドゴルフなどで利用する高齢者、高校生の部活動や草野球などみなさんにとっての楽しいひと時を過ごす場となるように、たくさんの人に来ていただける場になってほしい」と佐藤仁町長は期待を込めました。

「スポフェス」開会に先立って公園オープンを記念して行われたテープカット

北風が吹きすさぶなか、小学生から80代までさまざまな世代の町民180名以上が集い、暑い戦いが繰り広げられました。さらに水産加工会社などに所属する外国人実習生も多く集い、さまざまな人が交わる場となっていました。

オリジナリティある競技で交流深める

180名の参加者は「カキ」や「タコ」「サケ」など南三陸の海産物にちなんだ6チームに分かれ、6つの種目を実施。約30名で1チームとなるため、同じチームとはいえ所属も年齢も国籍もさまざま。チームの中から選抜選手を出す競技もあれば、全員参加の競技もあり、競技を楽しみながら自然と交流が生まれていきました。

選手宣誓を行った山内柊翔さんと沼倉颯太さん

「震災後のコミュニティづくりの場になれば」と実行委員会が企画したスポフェス。南三陸ならではのオリジナリティある手作りの競技を企画しました。

「てんでんこリレー」は、非常用品の持ち出しや消火器を使用した初期消火、骨折を想定したチームメンバーの応急手当や、毛布を活用した簡易担架での搬送などの防災の要素をリレー形式にしたもの。

「てんでんこリレー」の様子
毛布と竹で簡易担架を作りケガ人を搬送する「てんでんこリレー」
「てんでんこリレー」の様子

さらに、志津川高校の生徒が考案した、南三陸を代表するキャラクターの着ぐるみをバトン替わりにしてリレーを行う「南三陸キャラクターリレー」や、南三陸に関することを出題する「南三陸〇×クイズ」など、競技を通して自然と南三陸のことを知り、愛着が深まるような仕掛けがされていました。

モアイなどのキャラクターの被り物をバトン替わりに走る「南三陸キャラクターなりきりリレー」

人気キャラクターオクトパス君を全員でつなぐ「オクトパス君リレー」
人気キャラクターオクトパス君を全員でつなぐ「オクトパス君リレー」
飲食店ブースも出店

「より全町的なイベントとして継続していきたい」

外国人技能実習生もスポフェスをおおいに盛り上げていました。ベトナムから南三陸に来ているフィン・コン・ヴォンさんは、母国で日本語を学んでいた経験等から実習生への通訳としてもスポフェスで貢献していました。

「私の住んでいる地域では、地域で運動会を行うということはないから、今日が初体験でした。いろんな人たちが集まってとても楽しかったです。みんなの協力があったからこその、今日の成果だと思うので、みんなとても喜んでいます。今日の競技のなかでは綱引きがいちばんおもしろかった。みんなで力を合わせてやるということはとっても大切なこと。またぜひ参加したい」と話していました。

外国人技能実習生のみなさんもたくさん参加して、運動会を盛り上げた
ベトナム出身のフィン・コン・ヴォンさん
フィンさんが一番楽しかったという「綱引き」

いよいよ復活した松原公園に世代を超えた方々の笑顔があふれる場となったスポフェス。

「来年は事業所などのほかに行政区なども巻き込んで、より全町的なイベントにしていきたい」と実行委員メンバーは意気込んでいます。

優勝した「ワカメ」チーム

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ライター 浅野 拓也
1988年埼玉県生まれ。学生時代はアフリカや中東、アジアを旅したバックパッカー。卒業後は、広告制作会社でエディター・ライター業を経験。2014年に取材でも縁のあった南三陸町に移住。南三陸をフィールドにした研修コーディネートを行うかたわら、食・暮・人をテーマにしたフリーランスのライターとして活動している。