同じ町内でも文化の違いに驚きました/阿部清美さん

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今回紹介するお嫁さんは、南三陸町の志津川地区から歌津地区へ嫁いだ阿部(旧姓:伊勢)清美さんです。清美さんは約10年間地元の食品加工会社へ勤務して、優しい旦那様と出会い、そして現在は目の大きくて可愛いかずま君(小1)と、笑顔でみんなを癒してくれるきりと君(2歳)の二児のお母さんです。

清美さんは南三陸町の志津川地区から歌津地区へお嫁に来て、旦那様の両親、旦那様、子どもたちの6人家族で生活しています。

旦那様との出会いは?

知人の紹介で知り合い、4年間の交際を経て清美さんが27歳の時に結婚しました。

10年間ほど食品加工の会社に勤務していましたが、嫁ぎ先は漁業を営んでおり、生活がガラッと変わりました。同じ南三陸町内でもたくさんの異なる文化や習慣があることに気づきました。結婚当初は戸惑いもありましたが、今は毎日子どもたちと楽しく過ごしています。

嫁いで良かったことや苦労したことは?

嫁いでよかったことは、ほぼ毎日のように、新鮮でおいしい海の幸を子どもたちに食べさせてあげられることです。

逆に大変だったことは、同じ町内出身なのに、浜の言葉(方言)が分からなかったことです。結婚当初は、まったく分からずに、外国語かと思いました(笑)

南三陸町での子育ての良いところ、大変なところは?

南三陸町は昔ながらの『まわりの大人みんなで子育てをする』という文化のところ。

長男が家のワカメの手伝いに行ったはずなのに、気づくと他の家のワカメの作業を手伝っていたり(笑)。周りの大人がしっかりと見てくれているし、褒めてくれる。みんなで子育てをするという意識が見られるところです。

もちろん子どもたちが悪いことをしたら、ちゃんと叱ってくれるので、息子にとっては周りの大人みんなが親であり、祖父母のような存在という環境がとてもありがたいですね。

大変なところは、町内に子ども服を取り扱っているお店が一軒しかないことですかね。そのお店にサイズがない場合は、車で30分以上かけて出かけないとお店がないのがとても大変です。

お子さんの名前の由来は?

和真(かずま)君は「和」は和む、人に好かれる。「真」は輪の中心という意味があるので、息子には常に人に好かれ笑顔に包まれていてほしいという思いから付けられました。

希吏斗(きりと)君の名前は、何個かあった候補の中から兄である和真君の直感で決まったそうです。

「希吏斗」の「希」は、『誰かに「希」望を与えられる人になって欲しい』  との意味を込められているそうです。

お子様へ一言お願いします

いつもみんなを笑顔にしてくれてありがとう。にぃにも希吏斗も大好きだよ。

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