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    志津川地区 中央団地(2015年6月)

    本日は志津川地区 中央団地 造成工事の様子。

    前回の撮影から半年、その変化を比較写真でお見せしたいと思います。







    復興見える化

     志津川地区 中央団地

    http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4224,81,317,html

     災害公営志津川中央住宅

    http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4194,81,317,html

    (前回ご紹介した記事はこちら)




    団地西側 廻館地区から。


    2014年12月


    2015年6月


    団地北西 志津川中学校校庭から。


    2015年2月

    2015年6月


    団地東側 天王山地区より。

    見比べると、山が平らに均されているのが分かります。

    奥が居住ゾーン、手前の一段低い部分が公益的施設ゾーンです。



    2014年12月

    2015年6月


    同じく、天王山地区から。



    2014年12月


    2015年6月



    団地南側の山から見下ろした様子。

    中央奥に見える国道は、5月より迂回路へ切り替えられました。

    国道と新井田川の形ももうすぐ変わります。


    2014年12月

    2015年6月


    志津川地区中央団地は防災集団移転住宅・災害公営住宅 合せて280戸超(計画)、

    周辺には商業施設・観光施設の建設も計画されており

    完成すれば町内でも特に賑やかな住宅街となるはずです。

    その変化の様子は引き続き「南三陸なう」でお伝えします。




    ■まちづくりの情報・完成模型などはこちらでご覧いただけます。

    南三陸復興まちづくり情報センター http://minamisanriku-now.blogspot.jp/2014_03_01_archive.html




    (日比谷)

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    田束山マイスターへの道 第三章

    (第一章 第二章)



    5月24日日曜日、伊里前で開かれた『田束山つつじまつり福興市』。

    会場はお買い物やステージを楽しむ人々でいっぱいです。










    そんな賑わいを横目に、

    筆者は田束山(たつがねさん)山頂行きのシャトルバスに乗り込んでいました。







    地域のガイドを育成するプログラム『田束山マイスター養成講座』。

    2ヵ月間の講座で田束山の生き字引・小野寺寛先生の教えを受けた筆者は

    この日いよいよガイド本番の日を迎えていました。







    天気は快晴、適度に風のある好コンディション。

    開花が早すぎると懸念されていたつつじもまだ咲いてくれています。

    シャトルバスには4名のお客様が乗車されました。

    伊里前と田束山山頂を往復する2時間が、今回の担当時間。

    はたして新人ガイドはお客様を満足させるご案内ができるのでしょうか・・・?









    結果から申し上げます。

    惨敗です。



    その日の朝から緊張していた筆者は、集合場所到着時にはパニック状態で

    お客様の顔を見たとたんに思考が停止。

    出るのは声より冷や汗ばかり。

    バス移動中から山頂散策の間も満足にお話しすることができなかったのです。



    それでも優しいお客様方は

    「綺麗な山を案内してもらえて嬉しい」と言ってくださいました。

    山頂で休憩するという皆様と別れ、へっぽこガイドはケヤキ林へ。

    独り消沈しているところへ

    先輩ガイドの南三陸町観光協会 山田さんの声が掛かりました。







    「考えすぎないで知ってることを喋ったらいいんですよ。

     田束山はネタの宝庫ですから、

     どの切り口で話しても楽しんでもらえると思いますよ。」



    話しながらウスバシロチョウを観察する山田さん。

    その嬉しそうな姿に己を振り返ります。







    最初に田束山マイスターを志した時、自分は何を望んでいたでしょうか。

    「千年を超える歴史とかカッコいい!」「それを詳しく説明できたらカッコいいよね」

    そこには虚栄があったように思います。

    そしてそれは田束山だけの話でしょうか。

    同様に、この地域全体に対しても邪な心を持ち

    俗念を満足させるためにブログ記者を続けてきたのではないでしょうか。







    今自分に必要なものは恐らく“純粋な探究心”。

    それも東北地方一帯の文化・自然に対する探究心です。



    「まず、この地域の知識を深めてみよう。」



    田束山マイスターへの道は思ったより長くなりそうです。







    -続く-

    (日比谷)

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    (日比谷)

    歌津 田の浦団地 (2015年5月)

    昨日の強風もすっかり収まり、今日は穏やかな薄曇り。
    歌津 田の浦団地の風景をお伝えします。

    造成着工2013年9月14日、竣工2015年3月20日、戸数23戸
    復興見える化 歌津 田の浦地区 田の浦団地
    http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/6,4227,81,316,html
    (前回ご紹介した記事はこちら)

    硬い地盤が現れたことで工事への影響が心配されていましたが
    造成は3月に完了しました。
    団地は県道と漁港、どちらからも近い立地で
    連絡道も2方向に整備されています。


    半年前の景色と比べてみましょう。

     


    こちらは2014年12月、団地東の連絡道からの眺め。
    2015年5月。

     

    2014年12月、団地北西の擁壁上からの眺め。
    2015年5月。

     

    敷地内は勾配が少なく、空がとても広く見えました。
    木々の新緑が鈍色に変わる頃にまたお邪魔したいと思います。

    (日比谷)

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    楽しく作る 「親子クッキング ママカフェ」

    本日の南三陸町、暴風警報発令中です。
    窓の外には渦を描いて舞い上がる土埃が見えます。
    お出かけの際は充分にご注意ください。

    さて。
    先日5月28日、志津川小学校体育館隣にある
    子育て支援センター(みんなの児童館)にお邪魔しました。
    (以前の紹介記事はこちら)

     

     
    施設の先生方は佐々木先生、千葉先生、佐藤先生の3名です。
    利用する子どもたちは0~2歳児が多く、その中でも1歳児は特に多いそうです。
    「保護者の方は、お母さんだけでなくお祖母ちゃんも
     一緒に来てくれるご家族もいて、いい雰囲気ですよ。」と佐々木先生。

    本日はおやつを食べてお喋りを楽しむママカフェの日で
    お楽しみ企画の「親子クッキング」が行われました。
    子供たちはルンルンと楽しそうな笑顔♪

     
     
    親子で“かんたんクッキー作り”が始まりましたよ。
    作り方は
    ①袋に小麦粉・砂糖を入れてシャカシャカ振ります。
    ②袋にバターを加え揉んだ後、牛乳を少しずつ入れてこねてまとめます。
    ③丸めた生地を綿棒で約5ミリの厚さに伸ばし、好きな型で抜きます。
    ④鉄板にならべオーブンで15~20分程こんがり焼きます。


    さぁ、かんたんクッキーが焼けましたよ。
    皆で一緒に「いただきます(^人^)。」
    おやつ作りと会話を楽しみながら親子で美味しくクッキーをいただきました。


    「仮設住宅では狭いので一緒にクッキングをしたことがなかったです。
     このような機会のお蔭で親子クッキングをすることができました。
     楽しく子供と触れ合え、親子の絆を深められました。」(お母さん)

    「同じ世代の子供たちと遊べるので本人もお友達も楽しそうです。
    子育て支援センターがあって、面倒を見る私も助かっています。」(お祖母ちゃん)


     
    絆の深まる親子クッキング、本当に楽しそうでした。

     
    同センターでは、参加のご家族に持たせてくれるファイルを
    今年から導入しました。
    ファイルがあると一目で年間行事の把握ができ、
    毎月発行の“たけのこだより”を挟むことができます。
    たけのこだよりは同センターで配布しています。

    ■子育て支援センター
       住 所:南三陸町志津川字城場41番地(志津川小学校体育館隣。みんなの児童館)
       電 話:0226-47-1275
       時 間:平日(月曜~金曜)午前10時~午後3時
       ※ママカフェは毎週木曜日に開催しています。

    (菅原)

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    志津川保育所 建設業ふれあいイベント

    町内全域で工事の進む南三陸町。

    5月29日、志津川保育所では

    建設業ふれあいイベントが開かれていました。







    催しは三陸沿岸道路の工事を請け負う鹿島道路(株)の提案に

    同保育所が賛同したことで実現しました。

    園児たちはそれぞれヘルメットをかぶらせてもらい、

    ショベルカー、ローラー車などの“はたらくくるま”と対面。



    「運転席乗る!乗る!」

    「うちのお父さんもこれでお仕事してるんだよ~。」



    めったにできない体験に歓声を上げていました。










    こちらは高所作業車体験の様子。

    命綱をしっかりつけ、バケット(クレーンの先の籠)で上った先は

    空中6~7メートル。








    保育所の屋上も、数百メートル先の志津川湾も見えました。








    「建設工事の現場にはちょっと堅くて恐いイメージもあると思うのですが

     地域の方たちに親しみを感じてもらいたいと思い、今回の催しを企画しました。

     子どもの笑顔は大人も笑顔にしますから。

     願わくば、子どもたちに

     “将来こんな仕事がしたい!”なんて思ってもらえたら嬉しいですね。」

     (鹿島道路(株) 岩渕耕寿さん)







    南三陸の子どもたちは町の再建と共に成長しています。

    この日の出来事は大人になっても、

    きっと楽しい思い出として残ることでしょう。







    (日比谷)

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    4割増プレミアム付商品券発売

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    衣替えの季節ですね。

    クローゼットのチェックのついでに防災グッズの点検もしておくと楽ですよ。

    災害がいつ起ころうとも、することは同じです。







    さて本日の話題。

    今年度、国内の各自治体では

    国の地方創生交付金を活用した割増商品券の発行が相次いでいます。

    南三陸町でも今月

    『4割増プレミアム付商品券』が発売されることになりました。







    「割増率4割は県内発行の商品券の中でも最大です。

     使用期限も平成28年1月末までと長期で設けました。

     年末年始の大型消費シーズンの利用も見込んでいます。」

    (南三陸商工会 ご担当者談)

    4割増ということは

    「1万円で買った商品券で1万4,000円分のお買い物ができる」

    ということ。

    今回発行されるのは

    額面1万4,000円分と7,000円分の商品券、計8,000セット。

    一世帯当たり額面7万円を上限に購入できるそうです。

    商品券は町内加盟店でのみ使用可能。

    告知チラシのリストによると、その数117店舗(平成27年5月15日時点)。

    飲食店や日用品のお店の他、理美容院、移動販売車、接骨院、民宿などなど。

    もちろん換金性・資産性の高い商品は対象外ですが、

    最大7万円分と考えるとずいぶん使い甲斐がありそうです。



    「町内消費喚起のための商品券です。

     加盟店の皆さんとは、商品券特別メニューやキャンペーンといった

     より楽しく使ってもらうための相談も進めています。

     日頃のお買い物にお使いいただくのはもちろん、

     割増分で新しいお店の開拓などもしてもらいたいですね。」

    そんな4割増プレミアム付商品券、

    購入の際にはこちらの申込書が必要です。

    各世帯1枚限り。

    (町民のみ、来町の方へは別種申込書有)

    広報みなみさんりく6月号と一緒にお手許に届いていると思いますので

    ご確認ください。

    「裏面の必要事項をご記入のうえ指定の販売所までお持ちください。

     申込書の再発行はできませんので、絶対に失くさないでくださいね!」



    6月7日にベイサイドアリーナにて先行発売ののち、

    8日からは町内3ヶ所で発売開始となります。(詳細は申込書をご覧ください)

    数に限りがありますので、どうぞお早めに。



    ■お問い合わせ:南三陸商工会 0226-46-3366

    (日比谷)

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    「慶明丸」 農林水産大臣表彰 受賞 

    5月18日晴れの日、戸倉地区の波伝谷にある
    農漁家レストラン「慶明丸(けいめいまる)」にお邪魔しました。
    慶明丸は平成11年に創業され、震災で被災後の平成25年4月に
    もともとあった同じ場所で営業再開なさったのだそうです。
    こちらの店主の三浦さき子さんです。
    爽やかな笑顔で出迎えてくれました。

     

    慶明丸の仕事は早朝から始まります。
    地元・戸倉の漁業直売所である「タブの木」や、
    戸倉の漁師さんから新鮮な食材を仕入れておられます。
     お店は予約制となり、基本的に三浦さん一人で切り盛りしているとのこと。
    すごいですね。
    さらにお店の隣には自家栽培で野菜を育てておられました。

    お店のメニューは、旬のものを“おまかせ”で食べてもらいたいので、
    メニュー表はあってないようなもの。
     「お客様のリクエストにお応えしてお出ししますよ。」と三浦さん。

    今年の3月、慶明丸が「食アメニティコンテスト」にて
    農林水産大臣表彰を受賞されました。
    慶明丸では、地域食材の活用にこだわって作った料理が評価されたそうです。

    (受賞時に出した海産物入りの炊き込みご飯)

    「ボランティアさん含め地元の方等、皆さんと一緒にもらった賞です。
    皆さんへの感謝の思いでいっぱいです。
    また震災後に再オープンをして、諦めずにお店を続けてきたことが
    この賞に繋がりました。」(三浦さん)

    お話を伺っている最中に東京からお客さんが来られました。
    三浦さんはウニを厨房から運び、テーブル上でウニの殻を剥き始めました。
    「ウニの殻を割った後に、ウニのトゲが動いているのを見るのは初めてです。
    東京ではまずこんなに新鮮なウニは食べられませんね。」(お客さん)

    本日のお食事は、
    町内のお米を使ったご飯、自家製味噌を使用したわかめの味噌汁。
    銀鮭、タコ、ホタテと旬の魚貝のお刺身、剥きたてのウニ、
    胡瓜の漬物、ミズ(この時期に採れる山菜)のお浸し、シラス佃煮でした。
    東京のお客さんは、こちらの新鮮な食事に感動されていました。

    ここ慶明丸では、戸倉の母による心のこもった新鮮な食事が味わえます。
    地元食材にこだわり続け、リクエストにお応えしたいというお客様を思う気持ち。
    そんな心意気が食アメニティコンテストでも評価を受けて
    受賞へ繋がったのだと感じました。

    「気を遣わなくていいので、地元の方もいらして下さいね。」と三浦さん。
    店内は落ち着いた内装で、三浦さんに気さくに声をかけることのできる雰囲気でした。
    これからも戸倉で美味しいお料理をたくさんの方に振舞ってほしいと思います。

    ■慶明丸
    〒986-0781
    本吉郡南三陸町戸倉字波伝谷57
    0226-46-9374(要予約)

    (菅原)

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    おけらの土づくりプロジェクト

    町はとっくに行楽シーズン。
    南三陸では海・山に触れられる観光コースのほか、
    農業体験ツアーも人気です。
    そうしたグリーンツーリズムの受け皿として、
    また休耕地問題を解決するためのアイディアとして
    いま小さな農園の開拓が始まっています。
    5月中旬、神行堂山(しんぎょうどうざん)の麓の畑にお邪魔しました。

    南三陸ツーリズムネット『おけらの土づくりプロジェクト(以下 おけプロ)』は
    まだ始動1年足らず。
    主任の大岡久則さんにお話を伺うことができました。

    「地元の方から土地をお借りして交流農園を作っています。
    もともと畑だった場所ですが、震災後には宅地化のお話もあったそうで
    おけプロでお借りした頃は石混じりの土が敷かれていました。
    作業は大きな石を除くところから始まりました。」(大岡さん)

    畑の作業にはこれまで
    修学旅行生や町内の託児所の子どもたち、地元のベテラン農業家など
    たくさんの方が関わっています。
    と言っても、何もかもが手探りで試行錯誤の連続なのだそうです。

    「苺は去年11月に植えたのち、何度も植え替えました。
    苦労の甲斐あってやっと実が育ってきています。」

    現在植わっているのは他にブロッコリー・ほうれん草・ブルーベリーなど数種。
    ポットで発芽させたかぼちゃも、そろそろ植え頃です。



    そしておけプロが今特に推しているのが“朝活”。
    主に町内で暮らす方を対象に
    出勤前の1~2時間、土に触れてもらおうというものです。
    この日も数人が畑を訪れ、大岡さんの指導のもと
    草むしりや人参の種蒔きなどを行いました。


    まだ小さい畑ですが収穫物の販売・利用も計画中。
    6月7日のさんさん朝市へも出店予定だそうです。

    「苺は加工して出したいねえ。」
    「ウィンブルドンでは生クリームをかけて食べるのが定番なんですよ。」
    「それもいいなあ!」

    ごく短時間でしたが、
    和やかなおしゃべりと土の感触に親しむことができました。
    作業後のコーヒーの味はまた格別。
    農園が気になってきた方はfacebookページまで。

    ■南三陸ツーリズムネット
    facebook https://www.facebook.com/MSR.t.net?fref=ts

    (日比谷)

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    森林認証 事前審査

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    森里海街の資源に恵まれている南三陸。

    豊かさは享受するばかりではなく、守っていくことも必要ですね。

    その手段の一つとして検討されているのが森林認証の取得です。







    最初の勉強会が開かれたのが昨年5月のことでした。

    それから約1年となる4月、今度は事前審査が行われるとの情報をいただき

    南三陸森林組合にお邪魔しました。








    森林認証とは“森の管理が適正な手段で行われていることを証明するもの”。

    実地での審査を元に、自然環境や労働環境への配慮、

    材を出す際の流通管理など

    複数の条件を満たすことで得られる“お墨付き”です。


    その中でも現在取得を目指しているのが

    FSC(Forest Stewardship Council(R)森林管理協議会)認証です。

    取得することで商品に認証マークを付けることができます。


    もちろん厳しい審査ですが、今回はまだ“事前審査”。

    本審査の合格を目標に、山の運営の改善を促すことが目的です。



    現在申請を検討している森林は

    町有林と町内の民間林の一部、合計約1,300ヘクタール。

    町内森林総面積の約1/10に当たります。

    中には樹齢200年以上の杉も見られるという、

    町の宝と言ってもいい森です。



    今回は審査機関の担当者のほか

    森林組合職員・山主等が集まってミーティングが開かれました。

    その後、一行は対象となる山々を視察。

    管理方法や周辺環境への理解度の確認、

    現場の方へのヒアリング等が行われました。










    「マップはよくまとまっているので、樹種別の構成などもグラフで分かるといいですね。」

    「現場には救急箱も携行してください。」

    「全体の管理方法を統一する必要はありませんが、最低限のガイドラインは要りますね。」



    2日間の事前審査でいくつもの指摘がなされました。

    これらを元に今後の山の運営方針が整理されるとのこと。

    その後森林認証申請への準備に入るとして、

    スムーズに進めば本審査は今年7月頃。

    審査結果が分かるのは早くて9月頃だそうです。



    例えばオリンピック等の国際的な催しの際、

    場内で使用する木材には厳しい審査基準があります。

    先に“お墨付き”を持っていれば、

    そういった場で採用される可能性が高くなるのです。



    木製の家具や食器、ノベルティグッズ。

    遠くない未来、“南三陸材”が世界の舞台で活躍する日が来るかもしれません。

    ひょっとすると2020年の東京オリンピックにも

    間に合う・・・かも・・・?







    (日比谷)

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    ノルディックウォーキングin田束山 行者の道コース

    5月21日、朝。

    歌津地区樋の口(ひのくち)集会所にノルディックウォーカーたちが集まっていました。







    歌津公民館主催のノルディックウォーキング、

    「南三陸なう」でご紹介するのはこれで2度目です。

    (前回の記事はこちら→10/9記事へリンク)

    今回は「田束山(たつがねさん)に登るよ!」とお誘いいただき、

    またご一緒させてもらうことにしました。



    「ここの地名は樋の口と言って、実は3つの謂れがあるんです。」



    山ガイドの小野寺寛先生、本日も名調子です。







    入念な準備運動ののちウォーキング開始。







    この日の参加者はスタッフ含め26名。

    ほとんどがマイポール持参のベテランです。

    今回歩くのは“行者の道”といって

    かつて修験者が山の修業に使ったというコース。

    舗装された登山道に比べるとややハードです。








    「学生の頃以来だわ~。」

    「初めてだけど、思ったより歩き甲斐があるねえ。」



    続く起伏に渓流越え。

    休憩の間も途切れず聞こえる小野寺先生の講義。

    なんとも贅沢と言えます。







    道沿いにはヤマツツジの他、

    フタリシズカや矢車草、スズランなどが可憐な花を咲かせていました。

    手折る代わりにカメラに収め、樹齢数百年というケヤキ林を通り、

    頂上に到達したのは出発からおよそ3時間後。









    「あちらに見えるのが伊里前湾。イサトマエはアイヌ語で・・・」



    変わらず、シャキシャキと闊達な小野寺先生。

    ガイドに聴き入る一行のもとに海からの風が吹くのでした。








    お弁当を食べたのちに下山。

    復路は去年学生ボランティアさんによって整備されたばかりという旧参道。

    こちらも難易度高めでしたが、

    いつもと違う眺めに一行の満足度は高かったようです。



    「今日は美味しい空気でリフレッシュしたうえ、

     学問や歴史の匂いの付いた空気も吸うことができましたね。」(インストラクター 阿部代子さん)







    山歩きのシーズンは始まったばかり。

    田束山もノルディックウォーキングも、これからまだまだ楽しめそうです。







    ■田束山 (南三陸町観光協会サイト内ページ) http://www.m-kankou.jp/facility/tatsugane/

    (日比谷)

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