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    東日本大震災展

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    この時期、町や東北に思いを馳せる方も多いのではないでしょうか。
    南三陸町図書館 コアラ館では『東日本大震災展』が開かれています。


    写真を中心に当時の新聞・出版物や世界からのメッセージを展示。
    被災の様子、避難所の暮らし、復旧・復興工事の進捗など
    震災以後から現在までの軌跡を追うことができます。




    町サイト内ページ『復興見える化』のプリントアウトも。

    今も再建の進む南三陸。
    傷跡が目立たなくなるとともに、かつての町の面影も薄れつつあります。
    図書館の一室であれば、それらを静かに思い起こすことができそうです。

    『東日本大震災展』は3月30日までの開催です。

    ■東日本大震災展
    場所 南三陸町図書館(コアラ館)
    期間 3月15日(日)~3月30日(月)
    時間 10時~16時

    (日比谷)

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    カリタス 米川ベース

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    晴れたり降ったりが続いています。
    いつもと違う場所に簡易ガードレールがあったら、そこからは入らないように。
    その先は冠水しています。

    復旧期・復興期を経て発展期の入り口に立つ南三陸町ですが
    今もなお“ボランティア”を続ける人々がいます。
    今日はそんなお話を。

    カリタス 米川ベースの常駐スタッフは現在5名。
    その他の短期参加の方とともに、南三陸町を中心に活動しています。
    鮮やかなイエローのビブス(ゼッケン)に見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

    漁業や農業、お祭り、福祉、集会場でのコミュニティ支援など
    人手が求められる場所は数多くあります。
    ですが震災から4年が経とうとしている今、
    “被災地ボランティア”を定常業務とする団体はほとんどありません。
    カリタス 米川ベースはなぜ“ボランティア”を続けるのでしょうか。


    「どうしてそこまでするの?」
    「そろそろ手を放してもいいんじゃない?」

    人々の問いかけに笑顔だけを返し、彼らは今日も町を訪れます。


    町内で「最近来てくれたボランティアさんはいますか?」と訊くと、
    多くの人が「カリタスさん!」と答えます。

    「ずっと続けてくれてるんだよ。」
    「甘えちゃいけないとは思うけど、来てくれるとホッとするんだ。」

    寡黙で息の長い活動に、今日も町の誰かが助けられています。

    ■カリタス 米川(南三陸)ベース ブログ https://cjyonekawa.wordpress.com/

    (日比谷)

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    東日本大震災 南三陸町追悼式

    3月11日。

    みやぎ鎮魂の日のこの日、
    ベイサイドアリーナにて催された追悼式の模様をお伝えします。


    国主催追悼式と中継が繋がれた会場。
    1分間の黙祷ののち、内閣総理大臣より式辞が、
    天皇陛下より追悼のお言葉が述べられました。

    そののち南三陸町の壇上には佐藤町長が登壇。
    この4年間、人々が変わらず復興に取り組み続けていること、
    また今も世界の人々と新しいご縁が生まれており、支えられていることを
    御霊へご報告しました。




    平成27年は復興集中期間の最終年度であるとともに
    南三陸町誕生10周年の節目の年でもあります。
    5年目の今年、町はいよいよ大きく変わろうとしています。

    (日比谷)

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    東北と世界で草の根の活躍をする”女性リーダー”が集合した勉強会「国際地域女性アカデミー in Tohoku」

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    3月10日。前日の雨の影響で市街地の一部が冠水する中、
    南三陸プラザでは「国際地域女性アカデミーin Tohoku」が開催されました。

    「国際地域女性アカデミーin Tohoku」は災害に強い地域社会を作るため、
    世界各地で復興や防災に関する活動を行う女性リーダーが一堂に集まり、
    経験や知恵を共有することが目的の勉強会です。
    今週末の国連防災世界会議のために来日された世界10カ国15名と、
    被災3県から40名の女性リーダーが南三陸町へ集まりました。

    勉強会のスタートは、佐藤町長のご挨拶から。

    「震災から4年が経過しようとしています。
     ホテルから来る時に通っていただいた地域は、
     すべて家や商店があった場所ですが、7,8割が壊滅しました。
     三陸の歴史は津波の歴史であり、120年で4回も町に被害が出ています。
     今回、世界各地から南三陸町へお越し頂きましたので、
     津波の恐ろしさをしっかり感じて帰っていただけたらと思います。」

    そして、いよいよ勉強会が始まります。

    イベントの共催団体でもある、国際ネットワーク組織Huairou Commission(ホワイロウ・コミッション)
    から2名の講師が参加して「グラスルーツアカデミー」という手法のワークショップを開催。

    女性リーダーの活動地域は、ホンデュラス、ペルー、ニカラグア、インド、バングラデシュ、
    マレーシア、そして気仙沼、南三陸、多賀城、福島、郡山、住田、花巻など。
    サイクロンや洪水、火山噴火、そして津波と原発事故。
    それぞれが災害を経験した地域であり、その地域で行っているご自身の活動を
    発表して共有していきます。

    防災マップ作りやお茶会、手仕事など。
    コミュニティのための草の根活動を地道に続けられてきた皆さん。
    発表を聞く方も、同時通訳のイヤホンを耳にあてながら、一生懸命発表を聞きます。

    実行委員長の石本めぐみさん(NPO法人ウィメンズアイ代表理事)は、

    「今回のイベントは、国際会議のために訪れる世界の女性リーダーに、
     被災地の現場を見て感じてもらいたかったので、南三陸町での開催にこだわりました。
     日本の次世代を担う若い女性リーダーの皆さんには、
     滅多にないこの交流の機会をぜひ活用してくださいと伝えています。
     そして出会ったご縁を大切に、これからも繋がっていって欲しいです」

    とおっしゃっていました。

    被災地域のため、やむにやまれぬ想いで活動を続けられてきた女性リーダーの皆さん。
    仙台から少し離れた南三陸町まで足を運んでいただき、
    実際の現場を訪れることで感じるものもあったのではないでしょうか。
    この場から、また新たな地域活動のうねりが生まれることを感じました。

    そして「国際地域女性アカデミーin Tohoku」は、
    一般の方も参加できるオープンフォーラムを3月12日に南三陸町で開催されます。
    各国の女性コミュニティリーダーが集まる機会ですのでぜひご参加ください。

    ■国際地域女性アカデミーオープンフォーラムin Tohoku(一般公開)
    日時:3月12日(木)16:00〜18:00(15:30開場)
    場所:南三陸町ベイサイドアリーナ 文化交流ホール
    備考:参加費無料。定員350名。
    http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/11,7172,77,html

    ■お問い合わせ■
    国際地域女性アカデミーin Tohoku 実行委員会
    070-2663-4092
    watohokuof@gmail.com

    (安藤)

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    4年

    2015年3月11日。
    今年も上の山公園に来ています。

    盛土が増し、この1年でずいぶん景色が変わりました。
    八幡川の西側には広さ6ヘクタールの
    復興祈念公園が整備される計画となっています。
    人々の追悼の場として永く守られていくのでしょう。

    祈りといえば、今日の14時46分に
    日本全国で黙祷を捧げようという呼び掛けがあるとのこと。
    皆が気持ちを一つに祈ることができるのであれば、有難いことです。

    また、もし時間が違っても
    真摯な祈りはきっと御霊への慰めとなるはずです。

    今日も強風の南三陸町。
    吹き流しがバタバタと音を立てています。

    内陸側は雪模様だそうですが、こちらの雪はちらつく程度です。
    南三陸町と全ての街に穏やかな日々が続きますように。

    (一同)

    春つげわかめまつり

    3月8日日曜日。

    歌津地区伊里前の朝は護摩の煙と共に始まりました。

    炎が鎮められたのち、人々が向かったのは伊里前福幸商店街です。


    3月恒例「春つげわかめまつり」。
    この日のために2tのわかめが用意されました。
    商店街に集まった人、人、人。
    目玉のわかめ詰め放題のテントにも行列ができています。


    場内では他にもわかめ汁やわかめしゃぶしゃぶ、飾りのり巻きが振るまわれ
    人々をお腹の中から暖めます。


    もちろん、販売ブースも元気です。



    ミュージシャンやゆるキャラ、ご当地ヒーローの皆さんも駆けつけてくれました。




    『南三陸わかめの唄』で大人気の亜KIRAさんも登場。
    亜KIRAさんは今回「南三陸なう」のインタビューにも応えてくださいました。
    そちらの模様も近日中にご紹介しますので、お楽しみに(^^)

    この場所では4回目となる『春つげわかめまつり』には
    町に長く暮らす人をはじめ、この4年間で町に移住した人、町に通うようになった人、
    そして町に帰ってきた人々の姿がありました。
    失ったものの大きさを受け止めながら、町は懸命に新たなものを育もうとしています。

    (日比谷)

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    南三陸石けん工房

    今回も“ものづくり”のお話です。
    志津川地区黒崎の古民家で新事業が始まっています。

    今年始動したばかりの『南三陸石けん工房』。
    近日中の発売を目指し、
    現在3名のスタッフさんがオリジナル石けんを製作しています。

    緑はわかめ、マーブル模様はトウキリーフ、サラッとした質感のシルクパウダー。
    町内の素材を使った石けんも試作中です。
    地元のものでキレイになれるなんて嬉しいですね。

    社長の厨勝義(くりや かつよし)さんにお話を伺いました。
    福岡出身の厨さんは
    震災後に南三陸へ移住し、地域の事業再建や起業に関わったことで
    雇用の大切さを痛感されたのだそうです。

    「特に女性の仕事探しが難しく、
     高校卒業と同時に都市部へ出て行ってしまう方も多いです。
     外で家庭を持つと、まず戻っては来られない。
     若い女性が働きたくなるような場所が必要と思っていました。」

    町の問題を解決せんと起ちあがった石けん工房。
    でも、どうして石けんなんですか?

    「まず、この辺りでは誰もやっていないということ。
     また素材や形の自由度が高く、様々な事業・産業とコラボ可能であること。
     そのうえ製造工程自体は単純で、誰にでも作ることができるんです。」

    単純ではありますが、石けん作りには奥の深さもあります。
    スタッフの皆さんは現在アロマの勉強や配合の研究など
    日々研鑚に励んでいるそうです。
    いい香りの漂う工房では石けん作りのワークショップも受けられるとか。

    (右:厨さん 左:スタッフの及川美樹さん)

    「近いうち町内や仙台のお店に商品を並べる予定です。
     工業製品と違って小ロット製造が可能なので
     肌の悩みなど、個々の希望に合わせた石けんを作ることもできます。
     工房の強みは素材と出所・作り手の姿がはっきり見えること。
     うちでしかできないものを生み出したいと思っています。」

    町に新しい産業を。
    地元目線の工房は始まったばかりです。

    ■南三陸石けん工房 facebookページ https://www.facebook.com/minamisanrikusekken

    (日比谷)

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    東北再生「私大ネット36」

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    この4年で町にはたくさんの方々が訪れました。
    災害ボランティア、被災地視察、その中には学生も含まれています。
    手段を変えることで、もっと多くを学んでもらうこともできるのではないでしょうか。
    今日はそんな取り組みをご紹介します。

    私大ネット36は全国の私立大学26校(2015年3月現在)が加盟する組織です。
    2012年2月に設立され、教育と被災地支援を連携させるべく
    南三陸町を中心に活動を展開しています。

    中でもいま重きを置いているのはスタディツアーです。

    学生たちは各加盟校から自由意思で参加。
    大学も学部もバラバラな仲間とチームを組み、
    東京での事前研修で、震災や南三陸、そのツアーのテーマに関する理解を深めたうえで
    現地を訪れます。

    フィールドワークや作業体験・地元の方の講話などを通して気づき・学びを持ち帰り、
    それらを帰宅後の研修で検証することで
    思っていたことと現実との違いをさらに深く考察し、
    身につけていくというプログラムです。

    “震災”がきっかけではありますが、
    学びの対象は“震災”に留まりません。
    復旧・復興・まちづくり、更には産業の再生・郷土文化まで。
    地域社会そのものが学び舎となるのです。




    参加者たちの目的もまた様々です。

    「震災からずいぶん経っちゃったけどボランティアがしたくて。」
    「故郷のまちおこしのために勉強にきました。」
    「循環資源を研究テーマにしているんです。」

    ここには今しか触れられないものが詰まっています。
    私大ネット36の活動は2022年まで継続されるそうです。
    復興を感じながら、
    若い力と探究心はどのように伸びていくのでしょうか。

    ■東北再生「私大ネット36」 http://shidai-net36.jp/

    (日比谷)

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    南三陸手づくりマルシェ

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    春風の季節。
    運転中、いつの間にかサイドミラーの向きが変わっていてびっくりしました。
    強風、波浪、乾燥注意報も発令されています、お気をつけて。

    さてさて。
    町では今、ものづくりをお仕事にしている方がたくさんおいでなんですよ。
    2月22日『第1回 南三陸手づくりマルシェ』の模様を
    ちょっとだけお見せしますね。


    今回のマルシェはみなみな屋、ウタちゃんショップ、
    そして女性の活動をサポートするNPO法人ウィメンズアイの協力で実現しました。
    会場の南三陸ポータルセンター テントに出展したのは17のブース。
    地域の手芸工房を中心に、アクセサリー・文具・布小物など
    お土産屋さんの常連ブランドが勢揃いです。

    ブースには製作者ご本人がスタンバイ。
    グッズのお見立てをしてもらえるうえ、(制作秘話の)ポロリもあるよ!という
    カワイイ顔してがっつり贅沢なイベントです。



    奥へ進んでみると、これは・・・寄り道せずに歩けという方が無理ですね。
    撮影中に何度も財布を開いてしまいました。
    他のお客様もじっくり見て回る方が多く、場内は終始渋滞状態です。



    同時に開催されたワークショップでは、作家さんの指導のもと
    手づくりを楽しむ来場客の姿が見られました。
    場内にはコーヒーの香りが漂い、「完売!」の声が聴こえてきます。
    出展者の皆さん、頑張って準備した甲斐がありましたね。

    来場者から反響の大きかった今回の手づくりマルシェ。
    作り手の方々にとっても刺激と励みになったようです。

    「いつもは家事の合間に作品を作って、お店に卸しています。
     今日はお客さんの感想を直に訊くことができて嬉しかったです。」
    「ワークショップが好評だったので今後も続けようと思います。」

    次回開催は未定とのことですが、期待しています!

    ■特定非営利活動法人ウィメンズアイ http://womenseye.net/

    ■2015年2月末 みなみな屋移転のお知らせ
     http://www.sansan-minamisanriku.com/archives/2261.html/

    (日比谷)

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    シルクフラワーフェスタ

    3月に入り、シルクフラワーフェスタの季節が近づいてきました。
    毎年楽しみにする方の多い春の催しです。

    (写真は昨年開催時)

    今年は3月7日から15日まで9日間の開催です。
    期間中、ひころの里 シルク館では生糸取りや羊毛の手紬、囲炉裏での昔語りが体験できます。
    が、やはり目玉は鮮やかなまゆ細工ですよね。
    いまシルク館では花や動物をかたどったまゆ細工たちが陳列を待っており
    まるでお花屋さんの店先のようです。


    町内や本吉町などおよそ40名の作家さんによる新作の数々。
    作り手それぞれに得意の切り方・染め方を持っているため、
    例えば同じモミジでも印象が違います。
    じっくり見比べてお気に入りを探すのも楽しいものです。

    また、今年設立20周年を迎えるひころの里では
    記念の催しも企画されています。

    3月3日に開催されたひな祭り交流会では
    松笠屋敷にたくさんのおひな様が並び、お抹茶が点てられました。
    4月からは郷土史や料理・まゆ細工など
    地域の文化を伝える『ひころの里塾』が始まるそうです。


    訪れるたび綺麗なものに出会えるひころの里。
    春の一日にぜひお越しください。

    ■シルクフラワーフェスタ
    期間:3月7日(土)~3月15日(日)
    時間:9:30~15:00
    会場:南三陸町ひころの里(電話0226-46-4310)

    ■ひころの里 http://www.k4.dion.ne.jp/~hikoro/

    (日比谷)

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