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    歌津のいま(2015年3月)

    前回に続き、町の変化を写真でお見せしたいと思います。
    本日は歌津地区です。

    こちらは2012年11月、三嶋神社から国道45号を見下ろした景色。
    歌津大橋の脚が並んでいます。

    2013年6月。
    この頃から撮影範囲を左に広げました。

    一ヶ月後の2013年7月。
    歌津大橋が解体されました。

    2015年3月。
    現在、海岸の整備が進んでいます。
    眼下には漁業の作業場が出来ました。

    伊里前地区を別の角度から。
    2012年11月、伊里前福幸商店街と45号線の眺めです。
    まだ建物の基礎やコンクリート片が見られた頃です。

    2014年1月。
    周辺の土地が整地され、様々に活用されるようになりました。
    画面中央には竹灯篭が、画面下には公園が見えます。
    商店街のフラッグも増えていますね。

    2015年3月。
    この日は商店街でお祭りが開かれており、賑やかでした。
    その商店街も今年中に移転される予定。
    周辺には盛土や仮置き土が見られるようになりました。

    人々の手で景色が保たれている場所もあります。
    こちらは長須賀、2013年7月の様子。

    2015年3月。
    泳ぎ客こそいませんが海は変わらず青く澄んでいます。
    地元の方がお掃除をされているらしく、砂浜も綺麗でした。

    他、歌津でも海や陸の形が徐々に変わっています。
    その様子は今後の「南三陸なう」でお伝えしていきますね。


    (菅の浜)


    (西光寺より)

    また、志津川の風景写真も整理中です。
    こちらも近いうちにお見せしたいと思います。

    (日比谷)

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    戸倉のいま(2015年3月)

    震災から4年と1ヶ月。
    「南三陸なう」が町の記録を始めてからは2年5ヶ月が経ちました。
    年度初めのこの機会に、撮りためた写真の一部をお見せしたいと思います。
    本日は戸倉地区を。

    まずは波伝谷漁港です。
    こちらは2012年11月、撮り始めの頃の写真。
    当初は海の変化を見たいと思っていました。

    2013年1月。
    重機やコンテナが増え始めたため、撮影範囲を左右に広げました。

    そして2015年3月。

    今ではカキの作業場が建っています。

    撮影ポイントの階段は変わりません。
    足元の水たまりに魚がたくさん泳ぐようになりました。


    脇の沢の写真もありました。
    こちらは2013年4月。
    当時はJR気仙沼線の線路から撮っていましたが、
    ほどなくBRT専用道の工事が始まり、立入禁止に。
    撮影ポイントを下の国道に変更しました。

    そして2015年3月の様子がこちら。
    2年が経過し、防潮堤工事が半ばまで進んでいます。
    湾の向こう、右手奥には造成中の戸倉団地も見えます。

    次にお見せするのは折立の景色です。
    2014年6月、旧戸倉中学校から撮りました。

    2015年3月の景色がこちら。
    一年も経っていませんが、ここでも海岸が変化しています。
    眼下の国道は今後、戸倉団地を通るルートに変更されます。
    撮影地点から見ると背中側です。

    2014年6月、慈眼寺墓地からの眺め。
    災害廃棄物処理が終わり少し静かだった頃です。

    2015年3月の様子。
    水戸辺川など周辺の工事が進んでいます。
    重機の数が増え、細い道がなくなり、撮影中に迷子になりました。

    そのほか新築の住宅や集会所、国道沿いの新しいコンビニエンスストアなど
    戸倉のニュースは一記事ではお伝えしきれないほど。
    それもまた、近いうちにご報告しますね。


    明日は歌津の変化をお見せしたいと思います。

    (日比谷)

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    ひころの里 収蔵品帰還

    ここ数日で色々の花が一斉に開きました。
    ひころの里も春を迎えています。
    お花見にお越しの際は松笠屋敷の文庫蔵も覗いてみてください。
    震災後、修繕された収蔵品たちが帰ってきています。


    町指定有形文化財である松笠屋敷。
    文庫蔵には仙台藩の武家・須藤家の収集した
    資料や美術品等が保管されていました。
    しかし、蔵が地震で破損したことで
    書画も湿気等の被害を受けてしまったのです。

    それらもこの度、東北歴史博物館ほか研究機関の協力により
    無事に修繕が完了。
    震災から4年の時を経て、公開の運びとなりました。


    政宗公の書状や江戸時代の入谷村の地図など、
    地域の歴史の感じられるものばかりです。

    一方、シルク館にには満開のシルクフラワーが並んでいます。
    3月のシルクフラワーフェスタ終了後、
    展示を継続することとなったそうです。

    もちろん花鉢もコサージュもお買い上げ可能です。
    気になっていた方、まだ間に合いますよ(^^)!

    その他、予約すれば繭細工体験や山里のご飯、民話の語りも楽しめるひころの里。
    5月5日の子どもの日には囲炉裏端で昔話が聴けるほか、
    さとうみファームの羊たちもやってくるそうです。
    ゴールデンウィークも「郷土の宝」の大盤振る舞いですね。

    ■ひころの里
     営業時間 9:00-17:00(11~3月は16時まで)
     定休日  毎週火曜日(祭日除く)
     TEL 0226-46-4310(ひころの里管理事務所)
     サイト http://www.k4.dion.ne.jp/~hikoro/

    (日比谷)

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    春の海藻三昧「ふのり・まつも・めかぶ」

    突然ですがクイズです。
    下の写真の海藻3種の名前はわかりますか?

    あ、タイトルに名前が出ていましたね(笑)
    写真手前が「ふのり」、右奥が「まつも」、左奥が「めかぶ」です。
    どれも今の時期(2月から4月)に旬を迎える海藻で、
    めかぶは養殖にて生産されており、ふのりとまつもは天然ものを
    手摘みで丹念に採取されています。

    それでは一つずつご紹介していきます。まずは「ふのり(布海苔)」です。
    全国の岩礁海岸に分布しているものの、良質のものが取れるのは一部の地域で
    昭和中期までは、天然糊としての使われ方もされていたそうです。

    左が湯通し前、右が湯通し後です。鮮やかな色に変わりました。
    ふのりレシピの王道は、味噌汁ですね。

    プチプチ&シャキシャキの食感がたまりません。
    サラダや酢の物にしてもおいしいです♪

    次は「まつも」です。
    まつも(松藻)は松の小枝に似ている海藻のためその名がつけられました。

    地元民にとっては正直ありふれた海藻ですが、
    実は北海道と三陸海岸でしか採取できない珍しい海藻のため
    産地以外の市場にはあまり出回らず、高級料理店で使われている高級海藻です。
    独特の風味と食感が特徴的で、一部では「海藻の王様」と呼ばれているそうです。
    今回はポン酢でいただきます!

    ツルツルしたぬめりと歯触りの良さがたまりません。
    個人的な所感で恐縮ですが、やはり3種類の中で一番美味しいです。

    そして最後はめかぶ(和布蕪)です。
    わかめの部位の一部で、根元の”ひだ状”の部分です。

    目に飛び込んでくるのは、色変わりの鮮やかさと、その大きさですが
    この大きいめかぶを細かく機械で刻んだものが、
    スーパーなどでよく見かけるネバネバめかぶになります。

    湯通しすると、一気にネバネバになりました。
    ポン酢や醤油でもおいしいのですが、少し通な食べ方をご紹介。

    ひだ状の部分を、1枚1枚にカットして、
    大きいまま塩コショウだけでどうぞ!

    ネバネバなのはもちろん、コリコリの食感が新鮮です。
    さらに塩コショウのスパイシーさが、めかぶの風味を引き立たせます。
    この味、この厚みは、勝手ながら「めかぶステーキ」と呼ばせていただきます。

    さてここまで、ふのり、まつも、めかぶの海藻3種類を紹介してきましたが、
    実は他にも、わかめ、ひじきも旬を迎えておりますので春は海藻のシーズンなんですね。
    食物繊維豊富な海藻は、整腸とダイエットに効果的です♪

    しかしブログでは視覚的にしかお伝えできないのが悔しすぎます。。。
    町内の魚屋さんで販売してますので、
    ぜひ旬の味を食べに、町へお越しください!!

    (安藤)

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    NOZOMI PAPER FACTORY OPEN!!

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    ちょっとお休みをいただきましたが
    南三陸町公式ブログ「南三陸なう」、再開します。
    新年度も南三陸の“いま”を伝え、記録していきたいと思っておりますので
    どうぞよろしくお願いいたします!

    さて3月27日、快晴の一日。
    町のイベントスペースとして定着してきたポータルセンターにて
    のぞみ福祉作業所さんによるワークショップ
    「NOZOMI PAPER FACTORY OPEN!!」が行われました。

    のぞみ福祉作業所さんは2013年より、
    「障がいのある人がアートを仕事にできる環境をつくる」ことを目的に設立された
    エイブルアート・カンパニーさんの協力のもと、
    東京のデザイナーさんと一緒にデザイン性の高い商品を生み出してきました。
    プロの方のデザインを入れることで商品の付加価値を高めることが目的です。


    南三陸きりこプロジェクトさんとのコラボ商品である「きりこはがき」や
    オリジナル絵スタンプを押すことができる「OSTA BAG」、
    さらには利用者さんのイラストなど、様々な作品が展示されています。


    のぞみ福祉作業所スタッフの森さんに話を伺いました。

    「このイベントは、利用者さんが書いた絵や作った作品を
     地域の皆さんにお伝えするための場として開催しました。
     “展示して発表する”という目標があると、励みになり、自信につながります。
     今日はいつもの作業所にいるときとは雰囲気が違ってみんな楽しそうなんですよ。」


    「OSTA BAG」作りのワークショップでは、
    オリジナルスタンプをトートバッグに押してもらいました。
    みんなでパシャリ。
    よい笑顔です^^

    「今まで商品作りをやりたくても、
     こうして形にすることはできなかったんですが
     震災がきっかけで新しいことに取り組む考え方に変わりましたし、
     プロのデザイナーさんとの良いご縁をいただき、
     商品化することができました。」(森さん)


    オリジナルデザインのモアイグッズは、
    女性からの支持を受け、相変わらず人気です。
    東京の作業所で製造されているキーホルダーもかっこいいデザインですね!

    そしてこの「まっしろな、一枚のはがき。」は、
    全国から支援いただいた紙パックを使った紙漉きのハガキに、
    活版印刷の文字を印字してあります。
    手作りの良さと、関係者の思いがたくさん詰まった
    温かみのある1枚です。

    地域に開かれた福祉、そして魅力的な商品づくり。
    のぞみ福祉作業所さんの新しい挑戦はまだまだ続きます。

    ■社会福祉法人 洗心会 のぞみ福祉作業所
     志津川字沼田56-3
     0226-46-5129

    (安藤)

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    わらすこ探検隊 みんなのまちのいま

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    着々と工事の進む南三陸町。
    3月28日、子どもたちのための現場見学会が行われると聞き
    わらすこ探検隊「みんなのまちのいま」に同行させていただきました。

    朝9時、町内の小学生13名が
    志津川地区廻館 南三陸町CMJV事務所に集合しました。
    案内してくださるのは同事務所 田中充さんと
    UR都市機構 山口裕敏さんです。

    「みんなヘルメットと蛍光ベストをしっかり着用してくださいね。」

    バスに乗り込み、いざ出発です。


    まず到着したのは・・・

    志津川市街地、五日町周辺。
    10.6mの盛土に上ると今の志津川低地部を見渡すことができました。


    「あと3年で元の漁港のあたりまで土が盛られます。
     今立っている辺りは国道になります。
     近くには商店街ができ、広い公園もできます。
     野球もできるようになるので楽しみにしていてくださいね。」(山口さん)


    将来の町の中心地、想像できたかな。
    次に向かったのは志津川地区中央団地の造成現場。
    合計282戸の住宅が建つ団地です。
    総面積17.3ヘクタール・・・広ーい!

    「いま、新井田の山を崩して住宅地を作っています。
     出た土は低地に運び、降ろして、ならして、固めて。
     それを一日何度も繰り返して盛土になります。
     今立っている場所もそうしてできたんですよ。」(田中さん)


    近くの川と道路の位置もこれから変更されます。
    形は変わっても、町の地面は町の土でできあがるんですね。

    ここでお仕事中の重機車両が近くまで下りて来てくれました。
    さっきは遠すぎてわかりませんでしたが、軽トラックの数倍の大きさです。

    「すっげー、タイヤが大人の背と同じくらいだ。」
    「この運転席どうやって登るんですか?」


    はたらく車のカッコよさにしびれまくった子どもたち。
    見学最後の新聞作り(レポート)でも、車の絵を描いた子が多かったようです。



    「町の形は毎日変わっています。
     だんだん変わっていくところを気にしながら見てもらえれば嬉しいです。」
    (南三陸町CMJV事務所副所長 清水文雄さん)

    3年後4年後、新しい町ができあがってからも
    今の町の姿を忘れないでいてほしいものです。

    ■一般社団法人 南三陸町復興推進ネットワーク
     サイト http://www.373net.org/

    (日比谷)

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    バイオガス施設建設工事 安全祈願祭

    南三陸町バイオマス産業都市構想実現への第一歩となるバイオガス事業。
    先日3月25日、その施設の建設工事安全祈願祭が執り行なわれ
    施主であるアミタ株式会社ほか工事関係者が参加しました。


    建設地は志津川地区 保呂毛(ほろけ)の旧・浄化センター敷地内です。
    施設の本格稼働は今秋を予定。
    ここで生ごみやし尿汚泥等をメタン菌という微生物の力で発酵させ、
    計画で年間約21.9万キロワットアワーの電気と4,500トンの液肥を生産します。

    つまり液肥は、生ごみが“捨てられることなく”生まれ変わった姿。
    その液肥を町内の農場・家庭菜園で利用し、そしてまた新たに作物を育てることで
    資源が町を巡るのです。

    町は現在、バイオガス事業についての周知を呼び掛けています。
    液肥の元となる生ごみの分別については
    2014年秋に各行政区で説明会が行われました。

    また今年、町広報紙4月号に折り込み予定のパンフレットでは
    液肥の成分や利用法、バイオマス産業都市構想を解説。
    液肥の利用希望者も募っています。

    新施設の名称は『アミタ株式会社 南三陸BIO(ビオ)』に決まったそうです。
    来年の今頃には各地で町内産液肥の利用が始まることでしょう。

    バイオマス産業都市構想のキャッチコピーは“森里海街の豊かさが循環するまち”。
    バイオガス事業が始動することで“森里海街”のうち“里”と“街”が繋がります。
    “はじめの一歩”ですが、“大きな一歩”ですね。

    ■お問い合わせ 南三陸町産業振興課 0226-46-1378

    (日比谷)

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    まちのなか大学_農業まるわかり講座

    3月23日、ポータルセンターにて観光協会主催の町内再発見プロジェクト
    「まちづくり大学 南三陸農業まるわかり講座」が開催されました。
    まちのなか大学については過去にも取り上げておりますので
    コチラをご覧ください。

    当日配られた資料は
    「春告げ野菜栽培マニュアル」「2015種苗ガイド 春号」「日本農業新聞のコピー」と、
    普段なかなかお目にかかれないものばかり。


    そして本日の講師は、
    JA南三陸志津川営農センターのセンター長 阿部司さんです。
    最初は世界や日本の食糧事情といった大きい話から始まり、
    徐々に南三陸の農業へ具体的な話に繋がっていきます。

    今までの歴史上、南三陸町で扱ってきた農産物は15種類。
    水稲栽培は古来より始まり、養蚕は江戸時代末期から。
    葉タバコは昭和5年より栽培が開始されました。
    そして戦後から一気に種類が増え、
    畜産(酪農・肥育)、花卉、椎茸、ほうれん草、
    いちご、ふき、野菜の種取り、いちじく、
    春告げ野菜、小松菜、長ネギを扱っています。

    平成25年より栽培がスタートした長ネギは、
    露地栽培が可能なため取り組みやすく
    去年は20件の農家さんが育てておりましたが、
    今年は2倍になる見込みとのこと。

    勉強の途中で出されるクイズはなかなか難しいものもあります。

    「水稲は何科だかわかりますか?」
    「牛の胃が何個あるかわかる人~?」

    クイズの正解者には、JA南三陸より粗品が送られました。

    そして後半は「春告げ野菜」に関して。

    ちぢみほうれん草やちぢみゆきな、菜花など、
    7種類の野菜が春告げ野菜と呼ばれておりますが
    実はこの「春告げ」という言葉、
    南三陸町で商標登録している言葉なんだそうです。
    春告げ野菜は冬の寒さを乗り越えるために糖度を増しているため甘いのが特徴で、
    配られた資料には、春告げ野菜を使ったスイーツのレシピも掲載されていました。

    「外に出て天気をいっぱいに浴びることで、元気が出て、人気が出る。
     それが農業です。」

    阿部センター長の締めの言葉が響きました。

    南三陸町を再発見できる「まちのなか大学」。
    次回は3月31日の「田束山マイスター養成講座」です。
    お楽しみに!

    (安藤)

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    志津川市街地のかさ上げ

    最近志津川の市街地を訪れた方が驚くのは、高く盛られた土の様子です。
    これは被災した市街地を再興するための土地のかさ上げ工事であり、
    他の場所から運んできた土を盛ることで土地の高さを数m高くするものです。

    志津川地区内で、何か所か撮影してきましたのでご紹介します。
    最初は五日町地区。


    五日町周辺の盛土の高さは10.6m。
    電柱は通常12~16mで、車高は1.5mくらいです。
    写真で大きさが伝わるでしょうか。

    同じ場所を、違う角度からも撮影してみました。


    今後の市街地はこの高さが標準となっていくことを考えると、
    土地が低い状態を懐かしく思う日もそう遠くないことでしょう。

    次は志津川の大森地区です。
    少し高いところに「かさ上げ高」の目印看板がありました。


    トラックや乗用車の高さと見比べると高さが分かりますかね。

    最後は天王前地区です。
    セブンイレブンさんの駐車場から、
    防災集団移転工事の中央工区方面を見ています。

    やはりここも数mの土が盛られています。
    実際に近くに立ってみるとかなり迫力があります。

    住みよい街に向けての工事が進むにつれ、日々変わっていく町の様子。
    これからも随時お届けしていきます。

    (安藤)

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    神割観光物産振興組合

    今日も絶景の神割崎。
    キャンプ場も建物も、いつ来てもピカピカです。

    実は今年、これらの設備の指定管理者が代替わりすることとなりました。
    任から下りられたのは神割観光物産振興組合。
    指定期間終了が近づいた2月はじめ、ご挨拶に伺いました。

    神割観光プラザでお会いしたのは副組合長 及川福子さんです。
    1994年に指定管理者に選定されて以来、組合長でご主人の泰雄さんと共に
    17ヘクタールの土地を守り続けてきました。

    「21年間、大きな事故もなく務めることができました。
    南三陸金華山国定公園の大きな自然に触れられる場所として
    毎年数千人の来場者がみえました。
    私たちも環境の整備やお料理など、精一杯のおもてなしで応えてきました。」

    「いつもきれいに気持ちよく使っていただけるよう心掛けてきました。
    震災後には工事関係の宿泊所として、
    仮設住宅の建設や廃棄物処理にあたる方々を受け入れしました。
    他県からいらして町のために汗を流す皆さんのお世話をしたことで
    少しでも復興のお役にたてたでしょうか。 そうであれば嬉しいですね。」

    神割を離れてもまた違った形で人の助けになりたい、と
    福子さんは笑顔を見せました。
    本当に長い間、お疲れ様でございました。

    指定管理者変更に伴い、
    現在神割崎キャンプ場と神割観光プラザは一時休業となっています。

    再開の情報はまた「南三陸なう」でご報告しますね。

    ■南三陸町観光協会サイト内
    神割崎キャンプ場
    http://www.m-kankou.jp/facility/kamiwarizaki/

    (日比谷)

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