HAPPY南三陸

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『南三陸おらほの学園祭2014』から嬉しいニュースが届きました。
部活の一つ、『HAPPY南三陸部』で制作した動画が
この度YOUTUBE再生回数1万回を突破したそうです。


(クリックでリンク)

早速お祝いのご挨拶を、ということで
部長の職場である宿泊施設『南三陸まなびの里いりやど』に押しかけました。
まずはおめでとうございます!

左:HAPPY南三陸部 部長 佐藤孝範さん
右:同部 撮影スタッフ 大森丈広さん

「ありがとうございます。
 10月29日の公開後、ネット上でシェアが広がって再生数が伸びました。
 (出演もしている)ふなっしーがTwitter上で紹介してくれたり、
 以前いりやどを利用した方が海外で広めてくれたりもしているようです。」(孝範さん)

町の人々の元気な姿が観られる『HAPPY南三陸』。
ご覧になった方からはどんな声がありましたか?

「“涙が出た”というコメントをいくつかいただきました。
 笑って踊っているばかりの映像ですが、
 たぶん、撮影に協力して頂いた方の思いが感動として伝わったのだと思います。」


孝範さんによると出演協力は100団体以上。
知人・友人・関係者他、人づてに紹介してもらった企業さんなどもいます。
今年の初夏から秋にかけ、撮影スタッフ3名が手分けしてカメラを回したそうです。




「本当に、こっちが“そこまでやっていいの!?”って言いたくなるくらい協力していただいて。
 撮影の目的である
 “元気に頑張っている姿を見せたい”“世界中に感謝を伝えたい”という気持ちを
 皆さんと共有することができたと感じます。」

たくさんの人に観てもらったことで、その目的も達成されましたね。
次にしたいことってありますか?

「今回とは違う映像で町の魅力を伝えたいですね。
 例えば地域の住民ひとりひとりを撮影、紹介するとか。
 映像だからこそ伝わることがあると思っています。」

普段は地域の広報担当として活躍する孝範さん。
南三陸復興ダコの会にお勤めの丈広さんも
「彼にはいつもオクトパス君の可愛い仕草を撮ってもらっています!」
と頼りにしている様子。
今後いりやどのデスクからどんな作品が生まれるのか、楽しみですね。

■南三陸おらほの学園祭2014
facebookページ https://www.facebook.com/oragaku
公式サイト http://oragaku.com

■オクトパス君ちゃんねる (『HAPPY南三陸』公開中!)
https://www.youtube.com/user/OCTOPUSKUNCh

(日比谷)

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志津川のいま(2014年11月)

風の強い秋の日、志津川を走りました。

志津川湾は神割崎と歌津崎に囲まれており、
水平線を望むことができるのは荒島の先の一部分のみです。
林地区からだとずいぶん狭く見えますが、
あの向こうが広―――い太平洋なんですね。

海面に並んでいるのは養殖わかめの浮き球です。
10~11月に種付けされたばかり。
春には立派に育ってくれることでしょう。

魚市場周辺では河川や地盤の工事が進んでいました。
復旧後は加工場・造船所等、水産関連の施設の集まるエリアとなる予定。


道路が一部封鎖され、迂回路ができている箇所も。


こういったルート変更は今後も町内各所で出てくるものと思われます。
いつもと同じ、と思って運転しているとヒヤリとするかもしれません。

(別日撮影の清水浜地区)

浜辺にアドバルーン?
と思ったら、臨時用無線中継システムの実証実験中でした。
車両で移動可能な基地局として、災害時等の活躍が期待されます。

通るたび新たな発見のある志津川地区。
また変化のスピードが加速してきているようです。

(日比谷)

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フォーラム『南三陸町の林業・木材の可能性』 後編

昨日に続き、11月8日開催のフォーラム
『南三陸町の林業・木材の可能性~人口減少に負けない復興~』についてお伝えします。

フォーラム後半に始まったのは全員参加のグループディスカッションです。
テーマは『人口減』。

「人を呼ぶにはどうしたらいい?」
「いや、人が減っても困らない仕組みを作るべき?」

南は大分、北は北海道から集まった参加者の皆さん。
その多くがLN21会員であり、林業に携わる女性たちです。
まちづくりのために山ができることとは?

「パネルディスカッションで“デザイン力が必要”というお話がありましたね。
製品だけでなく、山の中にも言えることだと思うんです。
美しい山道には人が集まります。」
「山を含めた町全体のデザインか。北海道でもよく見られますね。」
「自然を守りつつ、人里として手を加える必要があるんだ。」

まだまだ話し足りない1時間ののち、グループ発表です。


「バイオマス材や林間農業などで安定収入確保」
「子どもたちへ木の良さを伝える教育を」
「林業での行政連携・都市交流を強化、税収や縁を増やすことで子育て環境を整備」

山を通じて町の魅力を作り、良い山、良い人が育つ町にしていくためのアイディアが
各グループから発表されました。
志は一つでもその手法は様々です。
中には「イケメン林業家カレンダーを販売」という意見も。


半日で町の林業のいまを吸収された参加者の皆さん。
翌日にはYes工房にて木工ワークショップを受講、直に南三陸杉に触れられたそうです。
現在町が抱える課題は将来全国の自治体が立ち向かうであろう課題でもあります。
今回のフォーラムが南三陸町と、皆さんの暮らす街の未来に繋がりますように。

■豊かな森林づくりのためのレディースネットワーク・21
サイト http://www.ln21.jp/

(日比谷)

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フォーラム『南三陸町の林業・木材の可能性』 前編

弊ブログで度々お伝えしてきた、町の林業のいま。
その後状況は急速に進んでいるようです。
11月8日、豊かな森林づくりのためのレディースネットワーク・21(以下LN21)主催のフォーラム
『南三陸町の林業・木材の可能性~人口減少に負けない復興~』に参加して参りました。

LN21は
“豊かな森づくりと皆が明るく暮らせる実現のための「アイディアの発信基地」”(サイトより)
となるべく結成された女性林業家団体です。
1993年結成、現在の会員数およそ350名。
いずれも都道府県等、全国の行政機関で活躍するプロフェッショナルばかりです。

LN21会長 イシカワ晴子さん

今回のフォーラムには九州や四国、北海道などから会員の皆さんが参加。
その他の参加者も含め、いりやどの会議室におよそ60名が集まりました。

パネルディスカッションには丸平木材 小野寺社長ほか
町の林業に関わる4人の方が登壇しました。
来町者、山主、製材、製造、それぞれの立場から南三陸の山の良さを語ります。


「ここは寒冷地ですが雪や獣害が少ないため、細く長く、よく締まった木が育つんです。」

(株式会社佐久取締役 佐藤太一さん)

「地域産材を使ったキャラクターグッズを展開しています。
 震災後の時期、笑うことで辛さを乗り切るという経験をしました。
 ユーモアや笑いで社会を明るく元気にすることで、受けた恩を周囲へ送りたいと思っています。」

(南三陸復興ダコの会 阿部忠義さん)

特に樹数が多く、材としても優秀とされるのが“杉”なのだそうです。
杉材の利用促進のため
来年には『南三陸杉デザインセンター』の設立を計画している、との発表も。

「ここには良い素材や製材店・工房がある。
 南三陸杉をブランドとして広めていくために足りないのは発信力です。
 私たちはそこにデザインの力が必要と考えています。」

(丸平木材株式会社社長 小野寺邦夫さん)

一方で、慢性的な人材不足が続く林業。
宅地造成のための伐採等、森林管理以外の業務も多く
育林に手を掛けられない現状があるのだそうです。

町の林業の抱える大きな可能性と課題について、
参加の皆さんはどうお感じになったのでしょうか。
次回の『南三陸なう』ではフォーラム後半の
グループディスカッションの模様をお伝えします。

(日比谷)

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南三陸の手織りレザーバック/株式会社アストロ・テック

先日、町内の事業者である(株)アストロ・テック 佐藤秋夫代表の元を訪問した。

震災前は、志津川小学校の近くで医療器具や防災無線などの電子部品を製造していた。小ロット・多品種、手仕事で付加価値をつけるという事業領域で、品目数は約150にも及んでいた。

震災後、バッグのOEM製造受託、自社製品の製造販売(ネット販売のみ)事業を開始した。やはり事業領域は手仕事でじっくりといいものを作って付加価値をつける、というところ。
自社で製造販売するオリジナルバックは、デザインを一般公募した。約500点の応募の中から投票で1位を選び商品化。
販売は受注生産で在庫は持たない。ヤフーのショッピングサイトで直販しているが、現在2~3ヶ月待ちというほど人気がある。

手仕事=非効率というイメージがあるかもしれない。しかし手仕事には、お客様の好みに対応できる(小ロットでオリジナル商品が作れる)職人の技に味がある(人の作ったものなのでぬくもりがある)人の雇用が生まれる(オートメーション工場は人がいらない)働く人が誇りを持てる(分業制ではなく一人が最終形までやりきる生産方式)
といった良い部分がある。

現在、佐藤代表を入れて17人を雇用しており、全て正社員とのこと。

佐藤代表は、アストロ・テック社を立ち上げる前は地元の会社で働いていた。当時50~60人の部下がいたが、会社の業績が悪化しリストラを担当。その時の負い目から、その会社を退社した佐藤代表が立ち上げたのが、アストロ・テック社であった。

アストロ・テック=明日をとるという意味だそう。

震災で大きな被害を受けたアストロ・テック社。しかし、佐藤代表は当時23人いた社員を一人も解雇しなかった。「下を向いていてもしょうがない。たとえ1,000円でも自分で稼いで食っていこう。自分は生かされた。命さえあればなんとでもなる。」震災後1ヶ月も経たない4月3日に、登米市内で事業を再スタートし、被災した工場跡地から使えるものを拾って、やれることから手を付けた。

当初は8人で再スタートをきったが、もちろんお金がない。ないお金をかき集めて社員の前で「今のありったけのお金はこれだけだ」と見せて、1人5万円ずつ手渡し、佐藤代表も5万円ということで均等に配分した。

なぜ震災後に畑違いのバッグを作ろうとされたのか。


「それはわからない。ご縁でそのような話があり雇用が作れると思い、始めた。」
お話を伺い感動した私は、なにかアストロ・テック社の商品が欲しくなり、名刺ケースを譲っていただいた。


LOOMというのは、‘Love Of Our Motherland’の略で、震災の夜、真っ暗な夜空を見ながら迎えを待ち続けた子供たちの話をきっかけに星に願いを込め誕生したブランド。

売上の一部は、南三陸町に20年かけて3,000本の桜を植樹する資金として使われるという。

佐藤代表が目指すのは「進化する復興」。ただ震災前に戻るのではなく、それを越える復興を成し遂げたいのだという。

株式会社アストロ・テック
住所:宮城県本吉郡南三陸町入谷字桜沢 357-7-1
電話:0226-46-1531
FAX:0226-46-1532
Mail:asutoro@wave.plala.or.jp

アストロ・テック社のレザーバッグ
ブランドLOOM

 

総合防災訓練

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11月5日の『津波防災の日』を知っていますか?
東日本大震災の教訓を忘れず、人々を津波被害から守るために制定された記念日です。
この日は全国的に防災意識啓発に向けた行事を行うことが推奨されています。

今年のこの時期、東北地方では4日間にわたり
陸上自衛隊による震災対処訓練『みちのくALERT』が行われていました。
南三陸町では『津波防災の日』すぐ後の日曜日に
大規模な防災訓練が実施され、
筆者も志津川地区 旭ヶ丘行政区の訓練に参加させてもらいました。
(去年の避難訓練の模様はこちら)

11月9日朝8時15分、訓練開始。

「(放送)こちらは防災南三陸広報です。
ただいま土砂災害警戒警報が発表されました。」

無線放送が流れ、携帯電話に一斉に緊急速報メールが届きました。

「(放送)土砂災害の危険性が高まっています。
避難の準備を始めてください。」

繰り返される無線放送。
8時30分、サイレンが響きました。

「(放送)ただいま宮城県沿岸に大津波警報が発令されました。
海岸付近の方は至急高台に避難してください。」

現在地は海岸より1km、海抜7~8mの場所。
避難を開始します。
大地震発生時の原則は徒歩避難です。

指定避難場所は高台に建つ企業の駐車場です。
班ごとに区長へ到着報告を行います。
その数150人余り。
今回は平日日中という設定のため、
就学年齢の子どもたちは学校で訓練を受けているそうです。


消防隊員さんから災害についてのお話をいただきます。
「防災用品は用意されていますか?
ケガの応急処置にはレジ袋やストッキングも使えますよ~。」
優しい口調に緊張感がほぐされます。


その後ろに上がる湯気は・・・

炊飯用トレーラーを用いた本格的な炊き出し訓練が展開されていました。
ご協力は陸上自衛隊第6師団 第20普通科連隊の皆様です。
ありがとうございます!

お米40kgが炊き上がりました。

瞬く間に握られるおむすび200人分、そして豚汁。


町役場からの視察バスが到着しました。
平成の森や伊里前福幸商店街等、災害発生時の要となる拠点を回られているそうです。

そして午前10時。1分間のサイレンが流れ、
過去の災害犠牲者への黙祷と共に防災訓練が終了しました。

撤収前のひととき。
豚汁とおむすびで暖まります。



「あん時はこんな笑ってらんながったよねえ。」
「だってみんな必死だったっちゃ。」

先の震災を思い出し、人々が減災への願いを新たにした総合防災訓練。
これからも毎年同じ時期に行われるそうです。

(日比谷)

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ビジネスマッチ東北2014

11月8日・9日とブログサービス内でアクセス障害が起こっていました。
ご不便をおかけし申し訳ありません。
障害は9日午後に復旧し、現在はいつも通りにご覧いただけているようです。

さて、先週11月6日のこと。
夢メッセみやぎにて開催された『ビジネスマッチ東北2014』に行ってきました。

企業・自治体など、東北で活動する464団体が集うビジネス展示・展覧会。
こういったイベントとしては地域最大級とあって、広大な会場がブースで埋まります。

『電気・機械』『観光』『食と農』など幾多のジャンルが出展。






宮城県コーナーを覗いてみると・・・

いたいた、菓房 山清さんにマルアラ及川商店さん。
南三陸町の企業さんたちです。


「試食にいいリアクションがあったんですよ。
おいしさやボリュームにびっくりしてもらえると嬉しいです。」
「このあとも商談2件入っててさー。」

いずれも嬉しい手ごたえがあったようです。

一方、プレゼンテーションコーナーでは
南三陸産トウキなど薬用植物についての研究発表が行われており、
スーツ姿の聴客の皆さんが聴き入っていました。

自社の技術をアピールしたい開発者、ビジネスパートナーを探す営業さんなど
『ビジネスマッチ東北』会場は明るい熱意で溢れていました。
ライバル多数ですが、南三陸町の企業も頑張っていますよ!

(日比谷)

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芸能発表会

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突然ですが告知を1件。
南三陸町ではこの11月より公式facebook、twitterの配信が始まりました。

南三陸町公式フェイスブックによる情報発信の開始について
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/7,6202,47,html
南三陸町防災ツイッターによる情報発信の開始について
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/7,6192,34,314,html

町の話題や防災情報等を随時発信の予定。
『南三陸なう』ともども、ご愛読くださいませ。

さてさて、本日お送りするのはお楽しみのイベントレポート。
11月2日に開催された『南三陸町文化協会 芸能発表会』です。

下は就学前から上は90代まで、町中から集まった芸達者たち。
演舞・演奏・合唱と、日頃の練習の成果を披露しました。




幕間に登場したのは売れっ子・仲松敏子さん)。
ちょっとHな民話で会場の拍手をさらいます。


震災後に復活した芸能発表会も今回で2回目だそうです。
「練習できる場所が少なくてねえ。」
「メンバーも減ってしまったし。」
まだまだなのよーと言いつつ、プログラム数は着実に増えています。




「いやあお腹すいたー。」
「打ち上げに美味しいもの食べに行こうか。」

閉幕後もまだ日は高く、
大舞台を終えた演者さんたちが連れだって出ていかれました。
皆さん、充実した日曜日となりましたでしょうか^^?

(日比谷)

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みやぎ地域復興支援会議

先日11月4日、気仙沼市役所ワン・テン庁舎にて行われた
『第2回 みやぎ地域復興支援会議(気仙沼・南三陸)』の模様をご報告します。

現在県内では、沿岸被災地域を中心に
NPOなどの支援団体が様々な活動を展開しています。
今回はそのうち気仙沼市・南三陸町内で活動する3団体が発表を行い、
ふるさと教育や若者の活動をサポートする取組など
「人を呼び、留める」ためのプロジェクトの数々が紹介されました。

南三陸町からは南三陸町復興推進ネットワーク 理事の遠藤勝史さんが登壇。
南三陸わらすこ探検隊、おらほの酒づくりプロジェクトの活動を例に
地域を担っていく人材の育成について語りました。

会議後半はパネルディスカッション。
テーマは『来たるべき将来を見据えた地域づくりへの挑戦』です。


「地元を離れた若者が戻ってこられるポイントは?」との問いに
底上げYouth発起人 阿部愛里さんは「子どもを育てたい環境」と答えました。
今年高校を卒業したばかりの愛里さん。
ふるさとに愛着・誇りを持つ若者が、進学などのため
他の地域に移らざるを得ない現状に触れます。

「食べ物のおいしさなど、気仙沼にはたくさんの良さがあります。
 地元を離れた友人たちと話しても
 自分の子どももここで育てたい、と言う子が多いです。」(愛里さん)

食の他にも気仙沼・南三陸には
地域ぐるみで子どもを育てる文化や子どもの自発的な動きを重んじる文化があり、
子どもを取りまく環境が魅力的と話す一同。

「私は東京在住でしたが、こちらの環境が気に入って家族を呼び寄せました。」
     (日本国際ボランティアセンター 震災支援現地統括 山崎哲さん)
といった声も聞かれました。

今回の『みやぎ地域復興支援会議』では、内容はもちろんのこと
“若さ”が印象的でした。
活動報告者はいずれも10代後半から30代前半、これから親となる世代です。
同世代・下の世代を思って心を尽くす人々と、それをサポートする人々。
彼らと地域の未来が明るくありますように。

■宮城県 みやぎ地域復興支援会議の開催について
http://www.pref.miyagi.jp/site/hukkousien/tiikihukkousiennkaigi.html
■宮城県 みやぎ地域復興支援事業実施事例
http://www.pref.miyagi.jp/site/hukkousien/miyagitiikihukkousienjyoseikinjigyou.html

(日比谷)

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南三陸町議会と住民との懇談会

今朝は一段と冷え込み、霜や薄氷も見られました。
もう冬ですね。

さて、南三陸町議会が現体制となって1年が経ちました。
10月下旬、3日間にわたり開かれた『議会と住民との懇談会』の模様をお伝えします。

かつて南三陸町議会では、節目の時期などに
住民との話し合いの場を設けていました。
議会活性化と共通理解を図るための懇談会は、震災以後の長い復旧期を経て
この度数年ぶりに開催の運びとなったそうです。

今回の懇談会は町議員16名が2班に分かれ3日間、計6ヶ所で開かれました。
こちらは10月25日、歌津地区平成の森会場。

「造成地の補強等は適正か?完成した土地も念入りに再調査してほしい。」
「歌津支所の公共サービスをもっと充実させられないか。
手続きのために志津川まで移動するのはお年寄りには負担が大きい。」
「国道が利用不能になった場合に備え緊急車両用ルートの確保を。」

参加者十数名から上がるのは地域の今と未来を案じる声。

「その件は先の議会でも話が上がっておりまして。 詳細がですね・・・。」

議会側も進捗等を説明。
懇談を進めながら、現在の不安要素や課題を整理します。

10月27日、南方仮設住宅の会場には住民側から約30名が参加。
町外仮設と町との接点の少なさ、環境の違いを訴える声が上がりました。

「安心して町に戻れるよう医療体制の充実を。」
「町の役に立ちたい、と言ってくれる子どもたちが戻ってこられるまちづくりを。」

長く暮らし続けたい、次の世代へ繋げたい、そう願うからこその切実な意見です。

「たくさんの厳しくも温かい意見をいただきました。
町の課題は山積であり、これからが正念場です。
町のあり方やニーズ等、地域の皆様の思いを吸い上げながら
議会に反映していく必要があります。」
(議会行政改革に関する特別委員会委員長 山内孝樹さん)

計6回開催された懇談会。
取りまとめられた意見は今後の議会活動へ、ひいてはまちづくりへ活かされていくそうです。
こうした話し合いの積み重ねが町再建へのエンジンとなるんですね。

南三陸町 議会情報
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/18,0,52,html

(日比谷)

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